ラプターズが3年連続でのカンファレンスセミファイナル進出
トロント・ラプターズが現地27日、キャピタル・ワン・アリーナで行われたワシントン・ウィザーズとのファーストラウンド第6戦に102-92で勝利。昨季と同じく敵地で第1ラウンドシリーズに決着をつけ、3年連続となるカンファレンスセミファイナル進出を決めた。
第6戦でのラプターズは、序盤になかなかショットを決められず、第1Qでウィザーズに二桁点差を奪われるが、試合中盤からセカンドユニットとカイル・ラウリーの奮闘で持ち直し、第3Qには好守備を展開して逆転。その後、第4Q開始時に5点ビハインドに陥るも、そこから再びベンチ陣がステップアップして、ウィザーズのスターターをアウトスコアする大活躍を見せると、エースのデマー・デローザンをラスト3分になるまでベンチに温存した状態でリードを奪い返し、そのまま逃げ切った。
▼ベンチが流れを変えた
▼ガベージタイムの得点も阻止
ラプターズは、ラウリーが24得点/6アシスト、ヨナス・バランチュナスが14得点/12リバウンドをマーク。デローザンがFG18本中6本成功の16得点と不調気味だったが、パスカル・シアカムが11得点/8リバウンド、ヤコブ・パートルとC.J.・マイルズがそれぞれ7得点と、ベンチ陣が見事にその穴を埋めている。
第6戦でついに戦線復帰したスーパーサブのフレッド・バンブリートは、19分の出場でFG7本中2本の5得点だったが、ファストブレイクや守備で存在感を示した。
ホームでプレイオフ敗退となったウィザーズは、ブラッドリー・ビールがゲームハイの32得点、ジョン・ウォールが23得点/8アシストを記録。第1Qだけで12ファストブレイク得点をあげて先手を取ったが、第2Q以降はほとんど速攻で点を取れなくなり、第4Qは主力がスタミナ切れを起こしたのか、ラプターズにピリオド8オフェンスリバウンドを許し、ルースボールなどもことごとく奪われてしまった。正念場でラプターズの選手層の厚さが威力を発揮した。
第1ラウンド突破まで6試合かかったラプターズだが、シリーズの大部分でウィザーズを圧倒できていた印象。次のラウンドの前にバンブリートが戻ってこれたのも大きい。ラプターズはカンファレンスセミファイナルでキャブス/ペイサーズシリーズの勝者と対戦する。
Image by Keith Allison
ボックススコア:「NBA」