スパーズ、マスコット「コヨーテ」の中の人が引退へ
10年以上にわたりサンアントニオ・スパーズのマスコット「ザ・コヨーテ」の“中の人”を務めたRob Wicallさんが現地18日、今季限りで球団から引退することを発表した。現地紙の『サンアントニオ・エクスプレス・ニュース』が伝えている。
報道によると、Wicallさんは数年前から強直性脊椎炎(関節炎)を患っていたとのこと。
「もちろん悲しくはあるが、試合の夜に家族と時間を過ごせるようになること、創作活動を探求できるようになること、そして今後訪れるであろういかなる好機に対してもオープンでいられるようになることに興奮している」
Wicallさんは、2004年から12年にわたりコヨーテとして活躍。コヨーテは、試合でのパフォーマンスの他、多くのコミュニティーサービスなどにも携わり、2005年と2014年にマスコット・オブ・ザ・イヤーを受賞、2007年にはマスコット殿堂入りを果たしている。
▼試合中に目を失っても大丈夫
コヨーテに関する豆知識8つ:
- フルネームは『エンターテイナス・カーニボラス(Entertainus Carnivorus)』(肉食のエンターテイナー)
- 犬年齢224歳(3月15日生まれ、うお座)。1983年にスパーズのマスコットとしてデビュー
- 左利き。指は4本しかない
- デビュー当時の給料は1試合25ドル。着替えはトイレでしていたらしい
- コヨーテは既婚者。嫁と10代の息子がいる
- 「1タイムアウト中のTシャツキャノン発射数」でNBA記録を保持
- 試合中に退場処分を受けた唯一のNBAマスコット(2005年)
- 好きなバンドはロス・ロボス(Los Lobos)
▼ロス・ロボス『ラ・バンバ』
Image by familymwr/Flickr
参考記事:「San Antonio Express-News」