TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
ロバート・オーリー ダンカン
2017 6 7

ロバート・オーリー「オラジュワンはダンカンの20倍優れた選手だった」

アキーム・オラジュワン, ティム・ダンカン, ロバート・オーリー 5

キャリア16シーズンを通して、アキーム・オラジュワンやシャキール・オニール、ティム・ダンカンら歴代屈指のビックマンと共にプレイした経験を持つロバート・オーリー。「ビッグショット・ロブ」と呼ばれたオーリーは、とにかく勝負所に強い究極のロールプレイヤーとも言える選手で、プレーオフの大事な試合でチームを勝利に導くクラッチショットを何度も沈め、ロケッツ、レイカーズ、スパーズの3チームで合計7つのチャンピオンシップリングを手にしている。

そんなオーリーが、現地5日に放送されたESPNの『The Jump』にゲスト出演し、オラジュワンはダンカンよりも遥かに優れた選手だったと語った。

以下は、番組の話題が「もしジョーダンが一時引退(1993~95年)していなければ、ロケッツはブルズに勝ち優勝できていたか?」になった際のオーリーのコメント:

「もちろんだ。フィル(ジャクソンHC)はダブルチームさせるのを好まない。当時のブルズには、ドリーム(オラジュワン)をガードできる選手が1人もいなかった。もう1度言わせてくれ。ブルズにはドリームを止められる選手がいなかった。それだけドリームは支配的な選手だったんだ。(レイカーズ時代に)サンアントニオと対戦した時、僕はローポストでティム(ダンカン)に好き放題やられた。それでもフィルはティムをダブルチームしようとしなかった。そしてドリームはティム・ダンカンよりも20倍優れた選手だ」

オラジュワンがダンカンよりも優れたビッグマンだったとする意見はわかるが、いくらなんでも20倍は言い過ぎだろう。オーリーがオラジュワンを遥かに高く評価する理由は、ワークエシック(練習量やバスケットボールに対する姿勢)と選手としての完成度だという。

「僕はオラジュワンとダンカンの両方と一緒にプレイした。だから2人のワークエシックを知っている。まず(ワークエシックの面では)コービーがベストだよ。そして、僕は2人(オラジュワンとティム)の練習に取り組む様子を直に見てきた。ティムのワークエシックは立派だった。だけどスーパースターは、もう1レベル上をいかなくてはならないんだ。ティムがスーパースターではなかったと言いたいわけじゃない。ただそれだけドリームのワークエシックが素晴らしかったということだ。オラジュワンがどれだけ優れた選手だったのか、よく理解されていないと思う。プレイヤーを評価する際は、その選手の至らない部分を見るべき。僕はいつもそう言っている。勝敗のかかった場面で、どちらにフリースローを打たせたい?ドリームかティムか?」

実際のところ、オラジュワンとダンカンのフリースローにそれほど大きな差はない。オラジュワンはキャリアFT成功率が71.2%で、ベストシーズン(1995-96)には78.7%を記録。対するダンカンはキャリア平均が69.4%で、ベストシーズン(2012-13)が81.7%だった。プレーオフの数字でも、オラジュワンが71.9%、ダンカンが68.9%となっている。

ただオーリーの言いたいことも少しわかる。優勝回数が多いのはダンカンで、息の長いキャリアを送ったのもダンカンだが、お互いのピーク時でどちらが支配的なプレイヤーだったかと言われれば、オラジュワンなのかもしれない。そして2人のチームメイトだったオーリーは、オラジュワンの方が正念場で頼りになると感じたのだろう。

これらのオーリーのコメントに対し、同じく番組に出演していたポール・ピアースは「ドリームは信じられないほど素晴らしい選手だったが、ティム・ダンカンよりも20倍優れていたなんてありえない」と反論。さらにピアースが「ドリームはジョーダンが引退してラッキーだった。もしジョーダンが引退していなければ、君のリングは5つになっていたはずだ」と指摘すると、オーリーは「もしマヌ・ジノビリがやるべきことをちゃんとやっていたなら、僕のチャンピオンシップリングは10個くらいになっていただろう」と、なぜかもう一人のスパーズレジェンドに矛先を向けた。

以前からオーリーは、自身がプレイしたチームの中でも特にロケッツを高く評価しており、さらにシャックやダンカンではなく「オラジュワンが史上最高のビッグマン」と主張。またフィル・ジャクソンやグレッグ・ポポビッチよりも、ルディ・トムヤノビッチ(90年代ロケッツのHC)の方が優秀なヘッドコーチだったとしている。

参考:「CBS」

【2017NBAファイナル第2戦】カリーとレブロンがトリプルダブル スティーブ・カー「ウォリアーズの守備の強さはマーク・ジャクソンのおかげ」

Related Posts

ティム・ダンカン 殿堂入りスピーチ

ブログ

殿堂入りのティム・ダンカン、式典スピーチで恩師ポポビッチに感謝「バスケよりも大切なことを教わった」

カーメロ・アンソニー ダンカン

ブログ

カーメロ・アンソニーが通算得点でダンカン超え、歴代14位に浮上

ティム・ダンカン 辞任

ブログ

ティム・ダンカン、スパーズのアシスタントコーチ辞任へ

ティム・ダンカン トラッシュトーク

ブログ

ケビン・ガーネットがティム・ダンカンとの「トラッシュトーク」を語る

特集

  • 2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2021年9月1日
  • ティム・ダンカンを愛すべき理由

    ティム・ダンカンを愛すべき理由

    2015年4月30日
  • トニー・パーカーの永久欠番式典スピーチ

    トニー・パーカーの永久欠番式典スピーチ

    2019年11月23日
  • デイミアン・リラードが海外掲示板Redditに降臨「なんでも聞いてくれ」

    デイミアン・リラードが海外掲示板Redditに降臨「なんでも聞いてくれ」

    2021年12月7日
  • ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    2020年6月27日
  • ESPN:2021-22シーズンNBAのプレイヤーランキングTop21

    ESPN:2021-22シーズンNBAのプレイヤーランキングTop21

    2021年9月27日
  • マブスのリック・カーライルHC「ポストアップは時代遅れ」

    マブスのリック・カーライルHC「ポストアップは時代遅れ」

    2020年6月3日
  • ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    2021年10月1日
  • ドレイモンド・グリーンの万能さが良くわかる守備ポゼッション

    ドレイモンド・グリーンの万能さが良くわかる守備ポゼッション

    2017年5月14日

NEW

  • プレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク 第22週 2022-23エンビードとサボニスが2022-23第22週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク
  • クリーバー ブザービーター西プレイオフ争いに波紋の一撃、クリーバーのブザービーターでマブスがレイカーズに逆転勝利
  • キングス 40勝サクラメント・キングス、17年ぶりにシーズン40勝目到達!!
  • プレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク 第20週 2022-23ランドルとブッカーが2022-23第20週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク選出
  • デイミアン・リラード 71得点球団新71得点をマークしたデイミアン・リラード、試合直後に抜き打ち薬物検査
  • ウェストブルック デビューウェストブルックのLACデビュー戦、176-175の記録的なハイスコアゲームに
  • ドンチッチ ハーフコートショット【ハイライト】ドンチッチ、マスコットに負けじとミラクルショットを一発で決める
  • プレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク 2022-23 第17週デリック・ホワイトとSGAが2022-23第17週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク選出
  • レイカーズ セルティックス 誤審LA対BOSの名門対決は終盤の誤審で大荒れ、AD「馬鹿げている」
  • プレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク 2022-23 第14週レブロンとホリデーが2022-23第14週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク受賞

ポピュラー

  • エンビードとサボニスが2022-23第22週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク
    エンビードとサボニスが2022-23第22週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク
  • 【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
    【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
  • 西プレイオフ争いに波紋の一撃、クリーバーのブザービーターでマブスがレイカーズに逆転勝利
    西プレイオフ争いに波紋の一撃、クリーバーのブザービーターでマブスがレイカーズに逆転勝利
  • ウェスタンカンファレンスの上位シード争いとNBAタイブレーク完全ガイド
    ウェスタンカンファレンスの上位シード争いとNBAタイブレーク完全ガイド
  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
  • NBAがようやく『テイクファウル』厳罰化へ、2022-23シーズンから新ルール導入
    NBAがようやく『テイクファウル』厳罰化へ、2022-23シーズンから新ルール導入
  • サクラメント・キングス、17年ぶりにシーズン40勝目到達!!
    サクラメント・キングス、17年ぶりにシーズン40勝目到達!!
  • 【ハイライト】中国女子バスケの身長226cmの14歳少女が無敵すぎる
    【ハイライト】中国女子バスケの身長226cmの14歳少女が無敵すぎる
  • マイケル・ジョーダンは「エア・ジョーダン1」を履いて試合に出るたび罰金を支払っていた
    マイケル・ジョーダンは「エア・ジョーダン1」を履いて試合に出るたび罰金を支払っていた
  • 球団新71得点をマークしたデイミアン・リラード、試合直後に抜き打ち薬物検査
    球団新71得点をマークしたデイミアン・リラード、試合直後に抜き打ち薬物検査

ランダム

  • ケニオン・マーティン 引退ケニオン・マーティンが現役引退へ
  • レイカーズ 3連勝 2021ビッグスリーが84得点20アシストのレイカーズ、ロケッツを下し3連勝
  • ジミー・バトラー トレードジミー・バトラー、ウルブズへトレード移籍
  • デマーカス・カズンズ ダンクシャック2.0: デマーカス・カズンズがダブルチームを跳ね飛ばしモンスターダンク!
  • アフリカゲーム 2017アフリカゲーム2017:チームワールドが勝利、MVPはオラディポ

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2023
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes