【SAS-HOU第1戦】ロケッツがスリー22本成功でスパーズを破壊
サンアントニオ・スパーズがプレーオフのホームゲームでこれほど完膚なきまでに叩きのめされたのはいつ以来だろう…。
現地1日にAT&Tセンターで行われたヒューストン・ロケッツ対スパーズのウェスタンカンファレンス・セミファイナル第1戦は、ロケッツがプレーオフ球団新記録となる22本のスリーに成功。敵地で126-99の圧勝を収め、シリーズのホームコートアドバンテージを手に入れた。
サンダーとの第1ラウンドシリーズではシューティングで精彩を欠いていたロケッツだが、この日は序盤からラン&ガンのオフェンスが大爆発。ジェイムス・ハーデンのプレイメーキングを軸に、トレバー・アリーザやライアン・アンダーソンらが高確率でスリーを沈めながら、その一方で外に気を取られて手薄になったスパーズディフェンスのインサイドを積極的に攻めてイージースコアをあげ、ハーフタイムまでに69-39の30点リードを奪取。第3Q中盤には点差を36点に拡大し、早々と勝負を決めた。
スパーズにとって、前半終了時での30点ビハインドは、球団史上ワースト記録となる。
▼ロケッツショットチャート、ミドルレンジは1本のみ
ロケッツは、ハーデンが20得点とプレーオフ自己最多の14アシストを記録。アリーザが10本中5本のスリー成功で23得点、クリント・カペラが20得点/13リバウンドをマークした他、合計で6選手が二桁得点をあげた。
▼シューター3人を外に置いたピック&ロールは破壊力抜群
https://twitter.com/HoustonRockets/status/859241889937186816
大敗を喫したスパーズは、カワイ・レナードが21得点、11リバウンド、6アシストを記録。点差が広がれば広がるほどオフェンスを焦ってしまい、ロケッツが得意とするアップテンポなペースへと引きずり込まれ、反撃の糸口をまったく掴めなかった。特にラマーカス・オルドリッジの調子が悪く、25分の出場でFG7本中2本の4得点に終わっている。
シリーズ第2戦は、現地3日に再びサンアントニオで行われる。
ボックススコア:「NBA」