CP3復帰のロケッツがサンズ戦前半で90得点!!
ハーフタイムでのスコアが90-65というのはさすがに初めて見た。試合に出場していたジェイムス・ハーデンすら、「スコアボードがおかしいのかと思った」と驚いたほどだ。
現地16日にトーキング・スティック・リゾート・アリーナで行われたヒューストン・ロケッツ対フェニックス・サンズ戦で、ロケッツは第1Qに7本のスリーを沈めてピリオド45得点をあげると、続く第2Qは18本中16本のフリースローを成功させて同じく45得点を獲得。前半における得点で過去27シーズンで最多かつ歴代2位タイとなる90点を記録した(歴代1位は1990年のサンズによる前半107点)。
後半に入ってからもさらにリードを拡大し、最終的に142-116で圧勝したロケッツ(12勝4敗)は、ジェイムス・ハーデンが35分の出場で48得点/7アシスト、ライアン・アンダーソンが6本のスリーを沈めて24得点をマーク。この日が復帰戦となったクリス・ポールは、21分の出場時間で11得点、10アシストのダブルダブルをマークした。
▼ロケッツ、サンズ戦前半ショットチャート
上の画像は、ロケッツの前半ショットチャートだが、クリス・ポールが第1Qと第2Qで10分以上出場したにもかかわらず、得意とするエルボーからのジャンプショットを1本も放っていない。CP3にとって、この日はロケッツ移籍後の公式戦2試合目だが、すでにチームのスタイルに染まっている様子で、ミドルレンジを打たない代わりに、これまで以上に躊躇なくプルアップスリーを打っている印象だ。
ただオフェンスの指揮力は相変わらず素晴らしく、やはりパスセンスはハーデンよりも上だと思わされるようなポゼッションもいくつかあった。ピック&ポップからのシューターへのフックパスは見事で、さらに第1Qの序盤にはベースラインに半分トラップされたような状態から神業アシストを披露した。
▼どうやったらこんなパスレーンが見えるようになるのか?
https://twitter.com/HoustonRockets/status/931370433495965696
ハーデンとクリス・ポールの直接的なコンビプレイはまだそれほど見られないが、リーグ屈指の司令塔である2人のどちらかが必ずフロアにいるラインアップローテーションは本当に恐ろしい。
116点をスコアしながらも26点差で大敗したサンズ(5勝11敗)は、エリック・ブレッドソーのトレードで移籍したグレッグ・モンローが20得点、11リバウンドのダブルダブル、デビン・ブッカーが18得点、10アシストを記録した。
ボックススコア:「NBA」