ラプターズのスコッティ・バーンズが今季新人で最初のダブルダブル達成、25得点/13リバウンド
NBAでは現地22日、TDガーデンでトロント・ラプターズとボストン・セルティックスが対戦。ラプターズが115-83でセルティックスに圧勝し、シーズン1勝1敗とした。
ラプターズを今季初白星にけん引したのは、2021ドラフトで全体4位指名を受けた20歳の新人スコッティ・バーンズだ。
デビュー2戦目だったこの日のバーンズは、先発フォワードとして35分出場し、25得点、13リバウンド(6オフェンスリバウンド!)、FG成功率64.7%(17本中11本)をマーク。今季ルーキーの中で第1号となるダブルダブルを達成した。
ジェイレン・サグス(マジック)を抑えて4位指名されたことで、2021年ドラフトのサプライズピックと言われたスコッティ・バーンズ。カワイ・レナードと同じウィングスパン221cmのフィジカルに恵まれた選手で、ディフェンダーとしてのポテンシャルは抜群。
またオープンコートでオフェンスを指揮できるハンドリングとビジョンを持ち合わせており、この日の試合でも第4Qに見せたトランジションでのノールックパスが見事だった。
バーンズは今季新人王レースで有力候補になりそうな予感。ここから外のシュートが安定して打てるようになれば、将来的にリーグを代表するウィングへと成長する可能性を秘めている。
今年のドラフトの前から、長年チームを引っ張ってきたカイル・ラウリーの退団がほぼ確実視されていたラプターズ。
普通なら4位指名権を使ってラウリーの跡継ぎとなれるガード選手を指名したいところだが、そこであえてパスカル・シアカムやOG・アヌノビーとポジションがかぶるバーンズの獲得に踏み切ったマサイ・ウジリGMの判断力はさすがだと思う。
現在負傷離脱中のパスカル・シアカムがラインアップに復帰した際、ニック・ナースHCがバーンズをどう起用するのか注目したい。
ボックススコア:「NBA」