スパーズが19シーズン連続でのプレーオフ進出確定
サンアントニオ・スパーズが現地2日、本拠地AT&Tセンターで行われた試合でデトロイト・ピストンズを97-81で破り、シーズン60試合時点での成績を球団史上最高の51勝9敗(ホーム29勝0敗)に更新。同日にウェスト9位のユタ・ジャズが敗北したことで、ティム・ダンカンのデビューから19シーズン連続となるプレーオフ進出を決めた。
19季連続でのポストシーズンは、NBA歴代4位タイの最長記録となる。
▼プレーオフ連続出場記録
チーム | シーズン | 記録 | |
1 | 76ers | 1949~71 | 22 |
2 | ブレイザーズ | 1982~03 | 21 |
3 | ジャズ | 1983~03 | 20 |
4 | セルティックス | 1950~69 | 19 |
4 | スパーズ | 1997~16 | 19 |
52-51の僅差で後半に突入した2日の試合は、スパーズが第3Qの失点をわずか14点に抑える好守備で一気に主導権を握り、ピリオド終了までに14点のリードを獲得。そこからピストンズの7-2のランにより第4Q開始3分で9点差に詰め寄られたが、すぐに7連続得点で応戦して再び突き放すと、そのまま最後まで二桁台のリードをキープし、約4週間ぶりのホームゲームを快勝で飾った。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
DET | 26 | 25 | 14 | 16 | 81 |
SAS | 28 | 24 | 27 | 18 | 97 |
今季ホーム無敗を維持したスパーズは、カワイ・レナードがゲームハイの27得点、6リバウンド、5アシストを記録。ラマーカス・オルドリッジは16本中10本のフィールドゴールを成功させ、23得点、10リバウンドのダブルダブルを獲得した。レナードとオルドリッジの2人が合計50点以上をあげるのは、これで2試合連続となる。
▼レナード、27得点
他には、ティム・ダンカンが20分の出場で12得点、8リバウンド、トニー・パーカーが10得点、パティ・ミルズとカイル・アンダーソンがそれぞれ7得点を記録。スパーズデビューとなったアンドレ・ミラーは、8分間で2アシスト、2リバウンドに終わった。
一方のピストンズは、マーカス・モリスとトバイアス・ハリスが16得点、元スパーズのアーロン・ベインズが12得点、6リバウンドをマークしている。
ジノビリはもうすぐ復帰?
この日は、睾丸の負傷で離脱中のマヌ・ジノビリが試合前に記者会見を開き、怪我の回復具合について報告。どうやら数日前にドクターからゴーサインが出ており、すでに軽いワークアウトにも参加したらしく、来週中の戦線復帰を予定しているという。
「順調に良くなっていると思う。来週に復帰できるのが楽しみだ。週前半になるか、週後半になるかはわからないが、実現できると確信しているよ。これまで2度練習を行ったが、怪我のぶり返しはなく、すべてうまくいっている。試合でプレーすることを考え始められるようになって嬉しい。(怪我から)最初の1週間は、バスケットボールのことなんて頭になかった。とにかく怪我と戦っていた。痛みが辛くて、どうでもいいと思っていたよ。だけど人間の心の仕組みはご存知の通りさ。2~3週間後には走れるようになり、気分が良くなった。今ではさらに自信が深まり、すべてが順調だ」
– マヌ・ジノビリ
本当に良かった…。
ボックススコア:「NBA」