エース欠場のスパーズが28点差から大逆転、シーズン50勝目を獲得
サンアントニオ・スパーズが現地8日、本拠地AT&Tセンターで行われたサクラメント・キングス戦に114-104で勝利。1999-00から18年連続となるシーズン50勝到達を決めた。
カワイ・レナードとラマーカス・オルドリッジのメインスコアラー2人が休養で欠場したこの日のスパーズは、立ち上がりがいつも以上に悪く、試合開始直後から攻守でキングスに圧倒され、第2Q終盤で28点ビハインド。大惨敗に終わりそうな流れだったが、そこからマヌ・ジノビリやパティ・ミルズ、デイビッド・リーらベテラン組がチームを引っ張って大逆転劇を演じる。
ジノビリのスリーをきっかけに、第2Q残り4分42秒からハーフタイムにかけて17-4のランを展開して、点差を15点に戻すと、第3Qは34-23で競り勝ち、最終ピリオド開始時点で4点差まで接近。第4Q序盤にはリーの連続得点で同点に追いつき接戦に持ち込むと、スパーズの2点リードで迎えた残り時間2分20秒からダニー・グリーンが3本のスリーを沈めて一気に主導権を握り、エース不在の試合を乗り切った。
スパーズは、ジノビリがチームハイの19得点、スタメン出場したリーが18得点/10リバウンド、ミルズが17得点/10アシストのダブルダブルをマーク。レナードとオルドリッジが欠場、さらにトニー・パーカーとパウ・ガソルもそれぞれ16分しか出場しなかったが、火力不足をチームワークとボールムーブメントで補い、合計で33アシストを記録した。
28点差からの逆転勝利は、今季リーグ最大かつポポビッチHC就任以降のスパーズで最大のカムバックとなる。
▼正念場でのエクスキューションにポップも大満足
一方のキングスは、デマーカス・カズンズのトレードでチームに戻ってきたタイリーク・エバンスがゲーム最多の26得点を獲得。さらにルーキーのスカル・ラビシーレが、ジャンプショットからプットバック・ダンク、ブロックまで攻守でオールラウンドな活躍を見せ、15得点、6リバウンドをあげた。
▼スカル・ラビシーレ
同日にウォリアーズがセルティックスに敗れたことで、スパーズは1位シードまで1.5ゲーム差に迫った。現地11日には、ウォリアーズとの今季2度目の直接対決が控えている。
ボックススコア:「NBA」