スパーズが歴代NBAシーズン記録タイのホーム40勝達成
サンアントニオ・スパーズが現地12日、AT&Tセンターで行われたシーズン最後のホームゲームで、オーバータイムに及ぶ大接戦の末、オクラホマシティー・サンダーに102-98で勝利。今季ホーム成績で、1985-86ボストン・セルティックスと並び歴代NBA最高記録となる40勝1敗を達成した。
「セルティックスはラリー・バード、マクヘイル、パリッシュがいた伝説的なチームの一つだ。だから(記録に並べたのは)素晴らしいことだよ。シーズンを通してホームで1度しか負けないというのは簡単なことじゃない」
– トニー・パーカー
この日は、ケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、サージ・イバカの主力3選手不在のサンダーに序盤から主導権を握られ、53-43の10点ビハインドで試合を折り返したスパーズだが、後半に入ってからリズムが改善して逆転に成功。5点リードで迎えた第4Q残り1分30秒から3連続でフィールドゴールに失敗して5-0のランを食らい、延長戦に持ち込まれるも、オーバータイムにはカワイ・レナードが3本のジャンプショットを沈める活躍でオフェンスを引っ張り、連敗記録を3で止めた。
▼レナード、26得点
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | ||
OKC | 32 | 21 | 19 | 21 | 5 | 98 |
SAS | 21 | 22 | 31 | 19 | 9 | 102 |
球団史上最高のシーズン66勝(15敗)を記録したスパーズは、レナードがゲームハイの26得点/5アシスト、トニー・パーカーが20得点をそれぞれマーク。ティム・ダンカンが12得点/9リバウンドを獲得した他、ベンチから22分出場したボバン・マリヤノヴィッチはFG5本中4本成功で9得点/8リバウンドをあげた。ダンカンとボバンがフロアをシェアしたのは、この日が初めてだ。
なおラマーカス・オルドリッジは、第3Q序盤に途中退場。その後試合には戻らなかった。グレッグ・ポポビッチHCによれば、「問題ない。オルドリッジはトイレに行っただけだ」とのことだが、どうなんだろう…。
ダブルエース不在の中で大善戦したサンダーは、エネス・カンター、スティーブン・アダムス、ディオン・ウェイターズ、キャメロン・ペインがそれぞれ17得点を記録。ルーキーのペインにとってはキャリア最多得点となる。カンターとアダムスのビッグコンビは、オフェンスリバウンド(2人の合計11本)でスパーズを圧倒した。
▼ウェイターズのクラッチダンク
スパーズは次にダラスでマブスと対戦し、今季レギュラーシーズンを終了。ウォリアーズが13日の試合でグリズリーズに勝てば、スパーズのプレーオフ第1ラウンドの相手はグリズリーズとなる。
ボックススコア:「NBA」