3ポイントコンテスト2021:ステフィン・カリーが2度目の優勝
NBAでは現地3月7日、アトランタのステートファーム・アリーナでオールスター2021が開催。ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが、注目イベントの「MTN DEW スリーポイントコンテスト」を制した。
カリーが3Pコンテストに優勝するのは、今回で2度目(2015、2021)。クレイグ・ホッジズ(3回)、ラリー・バード(3回)、ジェフ・ホナセック、ペジャ・ストヤコヴィッチ、マーク・プライス、ジェイソン・カポーノに次いで、コンテストを複数回制した史上7人目の選手となる。
予選
プレイヤー | スコア | |
---|---|---|
〇 | ステフィン・カリー | 31点 |
〇 | マイク・コンリー | 28点 |
〇 | ジェイソン・テイタム | 25点 |
ザック・ラビーン | 22点 | |
ドノバン・ミッチェル | 22点 | |
ジェイレン・ブラウン | 17点 |
今年の3ポイントコンテストは、参加者全員がオールスターという豪華な顔ぶれ。その中でも、2015年王者のカリーが圧倒的な存在感を見せつけ、最多得点の31点で予選を1位通過する。
▼カリー予選
特に最後に5連続で決めたコーナーラックがヤバかった。ラストショットはネットすら揺らしていない。
カリーの他には、ユタ・ジャズのマイク・コンリーが28点、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムが25点で決勝ラウンドに進んだ。
ファイナルラウンド
プレイヤー | スコア | |
---|---|---|
〇 | ステフィン・カリー | 28点 |
マイク・コンリー | 27点 | |
ジェイソン・テイタム | 17点 |
決勝ラウンド1人のテイタムは、ショットのリズムをうまく掴めず17点。続いて2人目のコンリーが27点の高スコアを叩き出し、カリーにプレッシャーをかける。
ファイナルでのカリーは、4連続失敗でスタートと出だしで躓いてしまったが、次のラックからすぐに立て直し、3点を得られる「MTN DEW Zone」で2本とも成功。
23点で最後のコーナーラックに取り掛かると、3本目を外してしまったが、その他のショットをすべて沈め、ラストのマネーボールで見事逆転した。
さすがバスケ史上屈指の3ポイントシューター。最高にスリリングなショーを演じてくれた。
同日に行われた他のオールスターイベント結果は以下の通り:
スキルズ・チャレンジ
インディアナ・ペイサーズのドマンタス・サボニスが、ジュリアス・ランドル、ルカ・ドンチッチ、ニコラ・ブーチェビッチの3選手を破り優勝した。
決勝まで進んだブーチェビッチは、セカンドラウンドでクリス・ポールに勝利。今年のスキルズ・チャレンジはビッグマンが圧倒した。
ダンクコンテスト
昔はオールスターサタデーの花形イベントだったが、近年では3Pコンテストにその地位を奪われつつあるNBAダンクコンテスト。今年はコロナ禍による規模縮小のため、参加者が3名、オールスターゲームのハーフタイム中に行われた。
2021のコンテストを制したのは、ポートランド・トレイルブレイザーズのアンファニー・サイモンズ。
最高得点で予選を突破すると、ファイナルではリングに口づけをする「キス・ザ・リム」ダンク(※ソーシャルディスタンスVer.)を一発で決めて、優勝を手にした。
今年のダンクコンテストは非常にテンポ良く進み、ダンクのクオリティ自体もそれほど悪くなかったが、どうも盛り上がりに欠けていた印象。やはり観客がいないと寂しい。
参考記事:「NBA」