ステファン・カリー、NBAスリーポイント新記録を樹立!
もはや現NBAのベスト・シューターといっても過言ではない!
ウォーリアーズのステファン・カリーが、17日のブレイザーズ戦で、今季270本目のスリーポイントシュートを決め、新たなNBAスリーポイント記録(1シーズンの3点シュート成功数)を樹立した。
カリーはベストシューター?
今シーズンは深刻な怪我もなく、名実ともにウォーリアーズのエースへと成長したカリー。彼の躍進がそのままチームの躍進につながり、ウォーリアーズは2006年シーズン以来5年ぶりとなるプレイオフ進出を果たした。
そんなカリーの最大の武器が3ポイントシュートだ。17日の試合で、カリーは最終的に272本目のスリーを決め、レイ・アレンが持つ従来のシーズン3点最多記録269本を25歳という若さで塗り替えた。
クイックリリースから放たれる完璧な放物線。シュートフォームはテキスト通りとはいえないが、とにかくこれが入る入る…。カリーは今シーズン、1試合平均3.5本のスリーを決めてきた。これはチーム全体の約40%に上る。
そして驚くべきが、カリーの3ポイントシュート成功率。シーズンを通して600本中272本、45.3%の確立でスリーを決めている計算となる。
一般的にスリーの成功率が高い選手はフリーでシュートを打てる、いわゆるスポットアップ・シューターが多いが、カリーはそうではない。がちがちのマークからドリブルでスペースを作って、厳しいシュートを打つことも多々ある。エース級のプレイヤーでこれほどの成功率を収めているのは、他にケビン・デュラントかダーク・ノビツキーぐらいしかいない。
スリーだけじゃない
カリーの持ち味は、もちろんスリーポイントだけじゃない。ドリブルでガンガン切り込んでいけるタイプの選手だ。そのボールさばきも定評が高い。
15日のスパーズ戦では、見事なクロスオーバーからのジャンプシュートを披露した。
カリーは若く、選手としてのピークはまだまだこれから。このまま怪我さえなければ、数年後にはNBAを引っ張っていく選手になるのは間違いない。
※追記 – 4月20日:
4月19日、カリーが西地区の月間MVP(プレイヤー・オブ・ザ・マンス)に選ばれた。ウォーリアーズから月間MVPが選出されるのは、今回で3人目。1990年のクリス・マリン以来23年ぶりの栄誉となった。
カリーの4月の成績は、平均25.4ポイント、8.1アシスト、3.9リバウンド、2.13スティール。シュート成功率は46.5%(3ポイントは44.4%)という堂々たる数字で、まさに月間MVPに相応しいパフォーマンスといえる。
Thumbnail:「NBA – YouTube」