ティム・ダンカンが史上3人目のキャリア通算1000勝到達
現地5日にビビント・スマート・ホーム・アリーナで行われたサンアントニオ・スパーズ対ユタ・ジャズの一戦は、同点で迎えた第4Q残り4.7秒にカワイ・レナードが決勝点となるジャンプショットを沈め、スパーズが88-86でジャズに勝利。これによりティム・ダンカンが、レギュラーシーズンキャリア通算で1000勝目を獲得した。
1000勝に到達したプレーヤーは、元レイカーズのカリーム・アブドゥル・ジャバーと元セルティックスのロバート・パリッシュに続いて、ダンカンで史上3人目となる。
▼キャリア通算勝利数Top7
(レギュラーシーズン)
プレーヤー | 勝利数 | キャリア |
カリーム・A・ジャバー | 1074 | 20年 |
ロバート・パリッシュ | 1014 | 21年 |
ティム・ダンカン | 1000 | 19年 |
ジョン・ストックトン | 953 | 19年 |
カール・マローン | 952 | 19年 |
デレック・フィッシャー | 853 | 18年 |
ダーク・ノビツキー | 849 | 18年 |
試合後、ジャズ戦を欠場したボリス・ディアウも、自宅からダンカンに祝福のメッセージ:
https://twitter.com/theborisdiaw/status/717553738894876672
「ユタには行っていないが、もちろん家で試合を見ていた!スリリングな結末の素晴らしい勝利だ。チーム、そして1000勝をあげたティムにおめでとう」
– ボリス・ディアウ
この日のスパーズは、4点差で迎えた第3Q残り5分から、マヌ・ジノビリ、パティ・ミルズ、カイル・アンダーソンを中心にしたセカンドユニットが14-4のランを展開し、第4Q開始までに14点リードを奪取。このまま圧勝の流れになるかと思いきや、そこからジャズに31-16でスパーズをアウトスコアする怒涛の猛反撃を仕掛けられ、残り時間1分で逆転を許してしまう。
勝負所で大量リードを掻き消されピンチに陥ったスパーズは、試合を通してやや不調気味だったトニー・パーカーが、第4Q残り37秒にショットクロックギリギリでルディ・ゴベール越しにステップバックスリーを沈め、すぐさま逆転に成功。その後、ゴードン・ヘイワードのジャンパーにより再び同点に戻されるも、残り時間6.7秒のインバウンズプレーからレナードが勝負を決めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 25 | 17 | 25 | 21 | 88 |
UTA | 20 | 17 | 16 | 33 | 86 |
今季成績を65勝12敗に更新したスパーズは、決勝点を決めたレナードがチームハイの18得点、8リバウンドをマーク。第4Q序盤には、見事なクロスオーバー・ドリブルでディフェンダーを抜き去りダンクを決めるファインプレーを披露した。
他には、ジノビリとラマーカス・オルドリッジがそれぞれ14得点を獲得。23分出場したアンダーソンは、正念場でスリーを決めるなど勝利に大貢献し、11得点、4アシスト、3リバウンドとオールラウンドな数字を記録している。
▼アンダーソン
勝率5割の39勝39敗となったジャズは、ロドニー・フッドがゲームハイの23得点を記録。第4Q序盤に3連続スリーを成功させたジョー・イングルズは13得点をマークした。
続いてスパーズは、現地7日にオラクルアリーナでウォリアーズと対戦する。なおウォリアーズは、5日に行われたホームゲームでウルブズに敗れ69勝9敗となったため、1995-96ブルズの歴代シーズン記録を更新するにはスパーズ2試合を含む残り4試合を全勝しなければならなくなった。次の試合で果たしてポポビッチHCは主力を温存してくるのか、注目が集まる。
Image by Geoff Livingston/Flickr
ボックススコア:「NBA」