ユドニス・ハスレムが今シーズン公式戦に初出場、わずか2分半で退場
マイアミ・ヒートの“キャプテン”でリーグ最年長のユドニス・ハスレムが、現地13日に本拠地アメリカン・エアラインズ・アリーナで行われたフィラデルフィア・76ers戦で今季初めてフロアに立った。
今季70試合目にして、ついにシーズンデビューを果たした40歳のハスレム。ヒートファンにとっては、少しサプライズだったかもしれない。第1Q残り1分にハスレムがチェックインすると、ホームアリーナから盛大な拍手が送られる。
ハスレムは第1Q最後のポゼッションで、レイアップから今季初得点をあげると、第2Q序盤にもテイクチャージやジャンプショットを決めて活躍。アリーナを大いに盛り上げていたが、第2Q残り10分19秒にドワイト・ハワードと小競り合いを起こしたため退場処分となった。
わずか2分40秒の出場で、ハスレムのシーズンデビュー戦は終了した。
ここ数年は、オフシーズンの度にハスレムの引退が囁かれていたので、この日の退場がキャリア最後のメモリーになる可能性も十分にある。ハスレムは試合後、今季限りでの引退を匂わせるようなコメントを残している。
「(今日の試合は)楽しかったよ。実際にフロアに立ってプレイし、今でもハイレベルでプレイながらチームの勝利に貢献できるということを証明できた。素敵な思い出になる。もしこれがキャリア最後の試合になるなら、“退場”というユドニス・ハスレムらしい形で終えられたと思う」
今季初の公式戦が退場に終わったハスレムだが、これで正式に「キャリア18シーズン」を達成。同一球団で18年以上プレイした選手はハスレムの他に、ダーク・ノビツキー(21年)、コービー・ブライアント(20年)、ティム・ダンカン(19年)、ジョン・ストックトン(19年)、レジー・ミラー(18年)の5選手しかいない。
なお同日の試合は、ヒートが106-94で76ersに快勝。ジミー・バトラーがスリー4本成功から21得点、バム・アデバヨが18得点/12リバウンド/8アシストでチームを勝利に導いた。
ボックススコア:「NBA」