ビクター・オラディポが右足負傷でシーズン全休へ
リーグ4位の好シーズンを送っていたインディアナ・ペイサーズに大打撃だ。
ペイサーズは現地24日、ビクター・オラディポが右足の大腿四頭筋腱断裂により戦線離脱することを発表。手術が必要な重傷で、オラディポはこのまま残りシーズンを全休となる。
オラディポが負傷したのは、現地23日に行われたトロント・ラプターズ戦の第2Q中盤。ラプターズの速攻を阻止しようとフロアを走っていた際に右足を故障した様子で、接触プレイなしでフロアに転倒するとそのまま立ち上がれなくなり、担架でロッカールームへと運ばれていった。
今季のオラディポは、36試合で18.8得点、5.6リバウンド、5.2アシストを平均。シーズン序盤の怪我の影響もあってか、オールスターへと大ブレイクした昨季よりも得点が大きく落ちているが、プレイメイカーとして活躍しつつ、クラッチタイムのパフォーマンス(第4Q残り5分、5点差以内のゲーム)ではリーグトップクラスのFG成功率63.2%を記録している。
オラディポは11月にも右膝を負傷し、11試合を欠場。ペイサーズはエース離脱の期間を7勝4敗の好成績で乗り切った。昨季はオラディポに完全依存していたペイサーズだが、今季はマイルズ・ターナーやボヤン・ボグダノヴィッチ、ドマンタス・サボニスの成長を受け、選手層が厚いバランスの取れたチームになっていた。オラディポが100%のコンディションを取り戻せば、イースト制覇も狙えるようなチームだったので、本当に残念で仕方ない。
なお過去には、トニー・パーカーが2017年プレイオフで大腿四頭筋腱を断裂。復帰までに7カ月かかった。
参考記事:「Pacers」