ビクター・オラディポ、リハビリはかなり順調か
昨季の1月に大腿四頭筋腱断裂の大怪我を負ってシーズンを離脱したインディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポ。右膝の手術から約7カ月、オラディポは今年中の戦線復帰を目指し順調に全快に向かっているようだ。
以下は、オラディポが今月23日~25日にインディアナで開催したバスケットボールキャンプからの映像。1on1で軽快に動くオラディポの姿が確認できる。
オラディポの復帰時期はまだ未定。オラディポ自身も先週のインタビューで、「リハビリは急がずに、じっくり時間をかける必要がある。ローマは一日にして成らずだ」と話している。
ペイサーズのケビン・プリチャードGMは2カ月ほど前に、オラディポのリハビリプロセスについて「シーズン序盤は欠場するかもしれない。12月か1月に復帰できることを願っている」とコメントしていたが、上の映像を見ると、もっと早く復帰しそうな気もする。
なおオラディポが先週末に主催したキャンプは、一般のプレイヤーとコーチが参加する一風変わった大人向けのチャリティーイベント。参加費が4000ドルと高く、参加資格はプレイヤーが30歳以上、コーチが21歳以上となっており、参加者の平均年齢は50歳だったという。
▼オラディポのワークアウト、2019年7月
オラディポと同じ大腿四頭筋腱断裂の怪我を負った他の選手を見てみると、最近では元サンアントニオ・スパーズのトニー・パーカーが7カ月で戦線復帰している。
昨季のオラディポは36試合で18.8得点、5.6リバウンド、5.2アシストを平均。シーズン序盤に膝を負傷した影響もあってか、大ブレイクした一昨季のような勢いはなかったが、リーダーとしてペイサーズを好成績に導いて2019オールスターのリザーブに選出され、戦線離脱する前はクラッチタイム(第4Q残り5分以下、5点差以内のゲーム)の平均得点でリーグ首位の数字を記録していた。
▼2018-19ハイライト
今オフのペイサーズは、ウィングのコア選手だったボヤン・ボグダノビッチとサディウス・ヤングを失ったが、トレードでサンズからTJ・ウォーレンを獲得してフォワードポジションを補強。他にも、マルコム・ブログドンやジェレミー・ラム、TJ・マッコネルをロスターに加えて、ガード陣を強化した。
参考記事:「The Big Lead」