ウォリアーズがナゲッツとのウェスト頂上対決に圧勝
NBAでは現地2日、ウェスタンカンファレンス1位のゴールデンステイト・ウォリアーズと2位のデンバー・ナゲッツがオラクルアリーナで対戦。ホームチームのウォリアーズが116-102で快勝を収め、ナゲッツとのシーズンシリーズを3勝1敗で勝ち越した。
この日の試合は、ウォリアーズが1点リードで迎えた第2Q残り11分からハーフタイムにかけて29-14でナゲッツをアウトスコアし、一気に主導権を掌握。第3Q序盤にケビン・デュラントがテクニカルファウルで退場となるが、ウォリアーズの勢いは少しも衰えず、最終ピリオド開始時でリードを26点に広げて、早々と勝負を決めた。
▼KDがいつも以上にアグレッシブだった
https://twitter.com/NBAonTNT/status/1113283391112175616
今季成績を53勝24敗としたウォリアーズは、デマーカス・カズンズがシーズンハイの28得点、13リバウンド、5アシストで活躍。退場処分となったデュラントは、わずか21分の出場ながら13本中9本のフィールドゴールを沈めて21得点、6アシストを記録している。
▼カズンズのシーズンハイ
カリーがGSW歴代4位に
この日の試合では、ステフィン・カリーがキャリア通算1万6236点目を獲得。バスケットボール殿堂入りのクリス・マリンの記録を追い抜き、通算得点でウォリアーズ歴代4位に浮上した。
▼ウォリアーズ歴代通算得点ランキング
プレイヤー | 得点 | |
1 | ウィルト・チェンバレン | 17783 |
2 | リック・バリー | 16447 |
3 | ポール・アリジン | 16266 |
4 | ステフィン・カリー | 16236 |
5 | クリス・マリン | 16235 |
首位のウィルト・チェンバレンとの差は約1500点。このペースでいけば、来季中にもカリーがウォリアーズ歴代1位に上り詰めるだろう。
ウェストのシード争い
ウォリアーズはこの日の勝利により2位のナゲッツに2ゲーム差を付けた。
両チームともシーズン5試合を残しており、ウォリアーズは5試合中プレイオフチームとの対戦が1試合のみ(クリッパーズ)。対するナゲッツは5試合中4試合がプレイオフチームとの対戦だ。さらにウォリアーズはナゲッツとのタイブレーカーを有しているため、1位シードでのポストシーズン進出はほぼ間違いないだろう。
▼ウェストの上位8位(現地4月3日)
チーム | 成績 | GB | |
1 | ウォリアーズ | 53-24 | – |
2 | ナゲッツ | 51-26 | 2 |
3 | ロケッツ | 50-28 | 3.5 |
4 | ブレイザーズ | 49-28 | 4 |
5 | ジャズ | 47-30 | 6 |
6 | クリッパーズ | 47-31 | 6.5 |
7 | スパーズ | 45-33 | 8.5 |
8 | サンダー | 45-33 | 8.5 |
ウォリアーズは残り5試合で3勝をあげれば1位シードが確定(もしくはナゲッツが3敗、ロケッツが2敗すれば)。ウォリアーズの首位が濃厚になった今、他のチームたちがここからどう動くのかすごく楽しみだ。
今季のウェストは、1位~8位までがわずか8.5ゲーム差。ウォリアーズを除いて、他の7チームにそれほど実力差はない印象だ。特に現在5位のユタ・ジャズは、1試合の平均得失点差(+5.1)でウェスト2位の数字を記録している。
昨季のリベンジを狙うロケッツとしては、何としても3位以上をキープしておきたいところ。今の順位のままシーズンが終われば、サンダー/ジャズとの対戦も回避できるので理想的だろう。
一方でウォリアーズが第1ラウンドで最も避けたい相手は現在8位のサンダーかもしれない。
ボックススコア:「NBA」