2016NBAダンクコンテスト: ザック・ラビーンが2連覇達成
現地13日に行われた2016年オールスターサタデーのダンクコンテストは、延長戦を含む決勝のダンク4本すべてで50点満点を叩き出したザック・ラビーンが優勝。マイケル・ジョーダン、ジェイソン・リチャードソン、ネイト・ロビンソンに続いて史上4人目の連覇を達成した。
開催前は、出場選手たちの豪華さの違いから「3ポイントコンテストをオールスターサタデーのメインイベントにするべきか?」などという声も一部で出ていたが、今年は確実にダンクコンテストの方が盛り上がった。ラビーンの2連覇という結果に終わったが、個人的には決勝を争ったアーロン・ゴードンと2人同時優勝でも良かったのではと思ってしまった。それほどエキサイティングなダンク祭りが繰り広げられた。
予選ラウンド:
プレーヤー | 1回目 | 2回目 | |
1 | ザック・ラビーン | 50 | 49 |
2 | アーロン・ゴードン | 45 | 49 |
3 | ウィル・バートン | 36 | 39 |
4 | アンドレ・ドラモンド | 44 | 30 |
予選ラウンドの1本目では、昨季王者のラビーンがビハインド・ザ・バックのワンハンドリバースダンクを成功させ、さっそく50点満点を獲得。
対するゴードンは、予選2本目でマスコットを飛び越えながらのスルー・ザ・レッグダンクで49点を獲得した。
これでラビーンとゴードンが決勝ラウンドに勝ち進む。
決勝ラウンド:
ラビーン | 50 | 50 | 50 | 50 |
ゴードン | 50 | 50 | 50 | 47 |
ファイナルラウンドの1本目、先行のゴードンは、ホバーボードの上でクルクル回転するマスコットの手からタイミングを合わせて空中でボールを取り、カール・マローン風に片手を頭の後ろに当てながらワンハンドの360ダンク。
これに対して、ラビーンはセルフアリウープからゴードンと同じワンハンドの360ダンク。1本目は両者とも50点満点をゲットする。
続く2本目、ゴードンはマスコットを飛び越えながら、ボールを両足の下をくぐらせ、ワンハンドで叩きこむという無茶苦茶なダンクに1発で成功。空中で体育座りって…。さすがにこんなダンクは見たことがない!
▼3Dカメラ
50点でも少ないようなこのダンクで勝負あったかと思いきや、続いてラビーンはフリースローラインからジャンプしてウィンドミルダンクを決める超人技を披露。インパクトはゴードンのダンクの方が強かったかもしれないが、フリースローラインからのウィンドミルが満点じゃないなんてことはありえない。これにより決勝ラウンドはサドンデスに突入した。
決勝延長の1本目は、ゴードンがエルフリッド・ペイトンのバックボードパスから強烈なツーハンドのウィンドミルリバースダンク、対するラビーンがセルフパスから股を通してのリバースダンクをそれぞれ決め、両者とも再び50点満点。この次の延長2本目でようやく決着がつく。
ゴードンは4本目:
満点でも良さそうなダイナミックなダブルクラッチだが、ジャッジたちの目にはこれまでのダンクよりも印象が薄く映ってしまったのか、結果47点。一方のラビーンは、フリースローラインからビトウィーン・ザ・レッグのダンクで4連続となる50点を獲得して、見事チャンピョンの座を防衛した。
今年のダンクコンテストは史上屈指の名勝負だったといえるかもしれない。50点連発だったダンクのクリエイティブさと質もさることながら、2人とも最初のトライで次々とダンクを決めてくれたところが最高だった。
ハイライト:「YouTube」