ドラ1のザイオン・ウィリアムソン、右ひざ手術で6~8週間の離脱へ
2019-20シーズン開幕戦を翌日に控えたニューオリンズ・ペリカンズから残念すぎるニュースが飛び出した。
ペリカンズは現地10月21日、2019ドラフト1位指名のザイオン・ウィリアムソンが右膝の半月板損傷で手術を受けたことを発表。復帰時期は6週間から8週間後になると見られている。
ウィリアムソンは今季プレシーズンで4試合に出場。19歳の新人選手ながらリーグ4位タイとなる23.3得点(ルーキーとして過去20年間で最多)、FG成功率71%を平均と、公式戦デビュー前からその逸材ぶりを存分に披露し大注目を集めていた。
最初にウィリアムソンの負傷が報じられた時はそれほど深刻な怪我ではないとされていたため、今回の半月板損傷と手術のニュースはショッキングだ。
▼プレシーズンハイライト
ウィリアムソンの復帰時期は、早くて12月上旬、遅くてクリスマス前あたり。開幕から20~30試合を欠場することとなる。アンソニー・デイビスと決別して新たなスタートを切ろうとしているペリカンズにとっては大打撃だ。ウィリアムソンの新人王やペリカンズのプレイオフレースにも大きく影響する。
また“ザイオン効果”を期待して、ペリカンズに全米中継枠を開幕戦も含めて30試合用意していたNBAとしても痛手だろう。
それよりも心配なのは、長い目で見たウィリアムソンの膝の状態だ。NBAの公式記録では、ウィリアムソンの体重は128.8kgとされている。そんな巨体で誰よりも高くジャンプする超人的な身体能力の持ち主なので、着地の際に受ける膝への負担は相当なものだろう。
ウィリアムソンにダイエットを推奨する声はすでに各地から出ている。
最初にウィリアムソンの怪我が報じられた際には、ESPNコメンテーターで元オールスターのポール・ピアースが「僕もプロ9年目の時に膝の怪我に悩まされた。膝への負担を軽減するために5キロほど体重を絞った。そのおかげで良くなった」と自身の経験をもとに「ザイオンはもう少し体重を落とすべき」と助言。
また同じくESPNのパーソナリティを務めるスティーブン・A・スミス記者は、関係者から得た情報として、「NIKEがウィリアムソンの体重について懸念している」と明かした。ウィリアムソンは今オフにNIKEの「Jordan Brand(ジョーダン)」と大型のスポンサー契約を結んでいる。
参考記事:「NBA」