イビチャ・ズバッチ、カワイ・レナードとのシーズンを語る
2019-20シーズンはロサンゼルス・クリッパーズの先発センターとして64試合に出場したリーグ4年目のイビチャ・ズバッチ。
ズバッチは平均18.1分というスターターとしては限定された出場時間の中、FG成功率60%を記録しつつ、オフェンスリバウンドやリム守備などからチームに貢献。またカワイ・レナードとの相性も非常に良く、クリッパーズ新エースのピック&ロールパートナーとしても活躍した。
そんなズバッチが先日、クロアチア現地メディアの取材に応じ、クリッパーズでのシーズンについて言及。昨季ファイナルMVPであるレナードと他のスター選手との違いについて話した。
「レナードのオフェンス力は素晴らしい。でも彼が他の選手たちと一線を画している理由は、彼のハイレベルなディフェンス。彼の守備力の高さこそ、クリッパーズが優勝を狙える理由の一つだと確信している」
今季のレナードは51試合の出場で26.9得点、7.3リバウンド、5.0アシストを平均。オフェンス面では間違いなくキャリア最高のシーズンであり、またディフェンス面でも2年連続DPOYに輝いた4~5年前ほどではないにせよ、昨季以上にハイレベルだった。
レナードやポール・ジョージら優秀なウィングディフェンダーの加入により、今季のクリッパーズは大幅に守備が改善。ディフェンシブ・レーティング(100ポゼッションあたりの失点)では、昨季のリーグ19位からリーグ5位にまで一気に伸びている。
▼レナードの2019-20ハイライト
またズバッチは、オフコートでのレナードについてもコメント。サンアントニオ・スパーズ時代は「常に無口で無表情」といったロボットのようなイメージが定着していたレナードだが、ズバッチいわく、実際はいたって普通の若者だという。
「『レナードは笑わない』などといった話がたくさん出ているけど、それは真実じゃない。彼はただ私生活について明かそうとせず、コート上ではプロらしくあろうとしているだけだ。僕が言えるのは、レナードは至って普通の人間だということ。ロッカールームでもチームメイトをよく笑わせているよ」
レナードはトロント・ラプターズとして過ごした昨季にも、記者会見での独特な笑い方が話題になるなど、スパーズ在籍期とは違った新たな一面をのぞかせていた。
▼Fun Guy
参考記事:「Clutch Points」