デリーとボーガットのコンビプレーが炸裂、オーストラリアがリオ初戦でフランスに快勝
リオ五輪男子バスケットボールの開幕戦となった現地6日のオーストラリア代表対フランス代表の試合は、パティ・ミルズやアンドリュー・ボガットらオーストラリアのNBA組が大活躍。同じくトップクラスのNBA選手を有するメダル候補のフランスを87-66で撃破した。
試合は、先手を取ったオーストラリアにフランスが途中まで食い下がる形で展開する。第2Q中盤で15点リードを奪ったオーストラリアに対して、フランスはトニー・パーカーの連続得点で追い上げ、前半終了時で3点差にまで巻き返すも、オーストラリアは第3Qを25-15で上回り、再び主導権を獲得。そのまま第4Qも点差を広げ続け、最終的に世界ランク5位から21点差の大勝利をおさめた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
AUS | 20 | 16 | 25 | 26 | 87 |
FRA | 14 | 19 | 15 | 18 | 66 |
オーストラリアは、パティ・ミルズがゲームハイの21得点、5アシストをマークした他、アーロン・ベインズが14得点、8リバウンドを獲得。マシュー・デラベドバは4得点、10アシスト、3スティールとプレーメイクや守備で貢献している。
今年6月のNBAファイナル第5戦でひざの負傷により戦線離脱したアンドリュー・ボーガットだが、フランス戦では動きにキレが戻り、18得点、4リバウンド、5アシストとオールラウンドに大活躍。特に、トップ/エルボーからのパスさばきや、デラベドバとのアリウーププレーが光った。
▼デリー×ボーガット
この日のオーストラリアは、見事なボールムーブメントからチーム全体で29アシストを記録。さらにフランスに17回のターンオーバーを出させ、ペイントエリア内得点でも50-22で圧倒した。
フランスは、トニー・パーカーが18得点、ボリス・ディアウが9得点、5リバウンド、ルディ・ゴベールが5得点、7リバウンド、3ブロックをマーク。チームの合計アシスト数がわずか12本とターンオーバーよりも少なく、ディアウは試合後、「1on1でプレーするのは僕たちのスタイルじゃない。もっとボールを動かさなければならない」と反省のコメントを残した。
続いてオーストラリアは現地9日にセルビアと、フランスは中国とグループA予選でそれぞれ対戦する。
ボックススコア:「FIBA」