バーンズの逆転決勝ゴールでウォリアーズが今季62勝目
やはりホームのウォリアーズは強い。今季はオラクル・アリーナでまだ2敗しかしておらず、1月27日のブルズ戦敗北以来、ホーム14連勝を記録している。そしてサンズは再びラストセカンド・ショットの犠牲に…。
現地2日に行われたフェニックス・サンズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズの試合は、残り時間0.4秒でハリソン・バーンズが逆転のショットを成功させ、ウォリアーズが劇的な逆転勝利を手にした。
この日のウォリアーズは終盤に入ってから特にディフェンス面で上手くリズムがつかめず、前半の11点リードから第4Q残り5分半にはついに試合をひっくり返されてしまう。そこからは1,2ゴール差を追いかける展開となり、2点ビハインドで迎えた残り8秒でステファン・カリーが逆転のスリーに成功。続くポゼッションで再びサンズにリードを奪われるが、最後にバーンズが決勝ゴールをねじ込みホームを死守した。
▼ウォリアーズファンのリアクション
(via raffathon)
これでウォリアーズのシーズン成績は、リーグダントツトップで球団史上最高の62勝13敗。スティーブ・カーHCは1年目ヘッドコーチのNBA最多勝利数記録に並んだ(1992-93サンズのポール・ウェストファルHC、2010-11ブルズのトム・ティボデューHCとタイ)。
カーHCは試合後、この日の勝利について、「プレッシャーに打ち勝たなければならない状況を経験できたのは、チームにとって良かった」とコメントしている。
▼ステファン・カリー、2日サンズ戦ハイライト
カリーは2日のサンズ戦で、ゲームハイの28得点、8リバウンド、5アシストをマーク。クラッチタイムに2本のスリーを決めるなど、勝利に大貢献している。
またこの日は、合計で6本のスリーを成功させ、シーズン通算スリー成功数を257本とした。自身が2013年に樹立したNBAシーズン3PT成功数最多記録272本の更新まであと16本だ。しかも2年前に比べて、はるかに少ないプレータイムで達成しようとしているところが素晴らしい。
今季前半はスリー成功率39.9%とやや不調気味だったカリーだが、オールスター後はシュート本数が増えたにもかかわらず51.6%と大幅に改善した。
S.カリー | 3PM | 3PA | 成功率 |
オールスター前 (51試合) |
3.2 | 7.9 | 39.9% |
オールスター後 (22試合) |
4.4 | 8.5 | 51.6% |
▼ビフォー/アフター・オールスターの3pショットチャート
残り7試合で16本。今のペースでいけば確実に超えてくる。もしスリーポイントの新記録樹立となれば、MVP獲得にぐっと近づくはずだ。今季はMVPをはじめ、コーチ・オブ・ザ・イヤーやディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー、MIPなど、ウォリアーズがシーズンアワードを独り占めしてきそうな気もする。
ボックススコア:「NBA/Stats」