シクサーズのルーキーが鮮烈デビュー、王者ヒートを撃破
これだからNBAは面白い。2連覇中の王者マイアミ・ヒートに今季最初の黒星をつけたのは、多くのアナリストたちが最下位になるだろうと予想するフィラデルフィア・セブンティシクサーズだった。
しかもこの日のシクサーズを牽引したのは、ルーキのマイケル・カーター・ウィリアムスだ。ウィリアムスのデビュー戦の成績は、22得点、12アシスト、7リバウンド、そして9スティール!!さらにターンオーバーはたった1つだった。9スティールは歴代のNBAデビュー戦で最多となる。
▼マイケル・カーター・ウィリアムスのデビュー戦ハイライト
30日にシクサーズのホームで行われた2013-14シーズン開幕2日目の試合。シクサーズは開始直後から11連続のゴールを決める怒涛のランを仕掛け、第1Q終了時点で33対14と大きくヒートを突き離した。しかしヒートはすぐにリズムを取戻し、猛反撃を開始。前半終了時には1ゴール差まで追い上げ、第3Q半ばで逆転に成功した。
そこからしばらくは僅差のままヒートが主導権をにぎる展開が続いたが、第4Q残り4分からはシクサーズのディフェンスがヒートをシャットダウンし、残り2分でついに逆転に成功。終盤のファウルゲームでもシクサーズはきっちりとフリースローを沈め、114対110で王者ヒートから勝利をもぎ取った。
▼ゲームハイライト
シクサーズは、ウィリアムスがクアドルプル・ダブル目前の大活躍をみせたほか、エバン・ターナーが26得点をマーク。センターのスペンサー・ホーズは、14本中10本のフィールドゴールを沈め、24得点を獲得した。
一方のヒートは、レブロン・ジェームズが25得点、13アシストの好パフォーマンスをみせるも、正念場でゴールを決められず、今季最初の黒星を喫した。その他には、クリス・ボッシュが22得点、10リバウンドをマーク。ドウェイン・ウェイドは膝の不調でゲームに出ていない。
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この日は、長年シクサーズでプレーしたアレン・アイバーソンが、正式な現役引退を発表。試合前に記者会見を開き、涙を浮かべながら「俺は死ぬまでずっとシクサーズだ(I’m going to always be a Sixer til I die)」と語った。
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参考記事:「Yahoo!Sports」