FIBAミルズがオリンピック開幕戦から好調、オーストラリアがナイジェリアに快勝
7月25日、さいたまスーパーアリーナで東京オリンピック男子バスケットボールの予選ラウンドが開幕し、グループBのオーストラリアとナイジェリアが対戦。第4Qに主導権を握ったオーストラリアが84-67で快勝を収めた。
両チームの合計で46回のターンオーバーを出すなど、序盤からレイジーなやり取りが目立ったオーストラリア対ナイジェリアのオリンピック開幕戦。オーストラリアを勝利に導いたのは、開会式で旗手を務めたサンアントニオ・スパーズのパティ・ミルズだ。
この日のミルズは、8本中5本のスリーを成功させてゲーム最多の25得点、6アシスト、4リバウンド、4スティールとオールラウンドに大活躍。試合後の会見では、「理想的なゲーム内容ではなかっただろう。ただ僕たちがやろうとしているのは、チーム一丸となってプレイすることであり、1人1人がそれぞれの役割をこなすこと。その部分は出来ていたと思う」とコメントしている。
合計22ターンオーバーを記録し、さらにナイジェリアに22本のフリースローを与えてしまったオーストラリア。これだけミスを多発しながらも17点差で圧勝できたのは、ミルズの活躍に加え、高確率でスリーを沈められたこと(24本中11本)、そして後半のチームディフェンスが非常に良かったからだ。
オーストラリアは後半のナイジェリアの得点をわずか27点に制限。それでもなかなかナイジェリアを突き放せないでいたが、第4Q中盤に得たテクニカルフリースローをきっかけに完全に流れを引き寄せた。
ミルズの他には、ニック・ケイが12得点/8リバウンド、ジョー・イングルスとダンテ・エクザムがそれぞれ11得点/3アシストをマークしている。
一方で敗れたナイジェリアは、チーム合計でオーストラリアを上回る24ターンオーバーを記録。さらにフリースローを24本中12本しか決められなかったのが敗因となった。
次にオーストラリアは28日にイタリアと対戦。ナイジェリアは同じ日にドイツと戦う。
ボックススコア:「FIBA」