ベネズエラがアルゼンチンに勝利、2015FIBAアメリカ選手権王者に
現地9月12日にメキシコ・シティーで行われた2015FIBAアメリカ選手権の決勝戦は、ベネズエラが番狂わせを演じ、76-71でアルゼンチンに勝利。ベネズエラのベストプレーヤーの一人であるグレイビス・バスケス(バックス)が大会不参加だったにもかかわらず、ファイナルラウンドでは下位シードから強豪チームを撃破し、初の大会金メダルを獲得した。
試合は、アルゼンチンが開始から11-0のランで第1Q中盤にさっそく二桁のリードを奪うも、ベネズエラが第2Qから反撃を開始し、前半終了直前で逆転に成功。後半は、最後まで2ゴール差を争う大接戦となった。
▼ベネズエラ vs. アルゼンチン
アルゼンチンは、元シカゴ・ブルズのアンドレス・ノシオーニがチームハイの21得点、8リバウンド。ラプターズのルイス・スコラが14得点、11リバウンドのダブルダブルを記録している。
また、同日に行われた3位決定戦では、カナダがコーリー・ジョセフの逆転ブザービーターでメキシコに勝利。マジックのアンドリュー・ニコルソンが20得点、昨季新人王のアンドリュー・ウィギンズが18得点を獲得した他、ジョセフが11得点、8アシスト、ラプターズのケリー・オリニクが15得点、11リバウンドのダブルダブルと、NBA勢が大活躍した。
今大会の結果で、ベネズエラとアルゼンチンの上位2チームが2016年リオデジャネイロ五輪への出場権を獲得。ベネズエラの男子バスケにとっては、1992年のバルセロナ以来24年ぶりのオリンピックだ。他には、FIBAアメリカから、2014年ワールドカップ王者のUSAと五輪ホスト国であるブラジルの出場が決まっている。
また、3位~5位になったカナダ、メキシコ、プエルトリコの3チームは、来年7月に行われるオリンピック最終予選に出場することとなった。
ボックススコア:「FIBA」