アンソニー・ベネットがミニマム契約でラプターズへ
今月にミネソタ・ティンバーウルブズからウェイブされ、FAとなっていたアンソニー・ベネットが現地27日、トロント・ラプターズと正式な契約を結んだ。
Yahoo Sportsの報道によると、契約内容は1年のベテランミニマムになるとのこと。ベネットは、出身地であるトロントへの移籍決定をTwitterで報告している。
「正式にラプターズの一員となれて嬉しい。シーズン開始にワクワクしている」
– A.ベネット
UNLVで16.1得点、8.1リバウンドを平均し、2013年のNBAドラフトでクリーブランド・キャバリアーズから1位指名を受けたベネット。カイリー・アービングと共に将来のチームを担う存在になると期待されたが、オフシーズンでの肩の怪我などが原因で理想のキャリアスタートが切れず、ルーキーシーズンは52試合の出場で平均4.2得点、3リバウンドに終わっている。
そして昨年のオフに、ケビン・ラブとアンドリュー・ウィギンスのトレードでウルブズへと移籍。昨季はキャブスでの1年よりややプレータイムが増えたものの、57試合で平均5.3得点、3.8リバウンド、FG成功率42.1%と、満足な成績を残すことができなかった。
▼アンソニー・ベネット、キャリアハイ20得点
ドラフト1位指名の選手が、デビューから1年後にトレード放出、2年後に解雇+ミニマム契約というのは、さすがにこれまで聞いたことがない。とはいえ、ベネットはまだプロ2シーズンを終えたばかりの22歳だ。サイズと身体能力が備わった走れるビッグマンなので、怪我を回避しながらスキルアップと経験を重ねていけば、スター選手とまではいかずとも、優秀なローテーションプレーヤーへと成長する可能性は十分にある。
Image by Jermcon/Flickr
参考記事:「Yahoo Sports」