アデトクンボとドンチッチが2019年10月/11月の最優秀選手
ヨーロッパ出身の選手が同時にプレイヤーズ・オブ・ザ・マンスに選出されるのは、リーグ史上初だという。
NBAは現地12月3日、2019-20シーズン10月/11月のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手)、並びにルーキーズ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀新人選手)の受賞者を発表した。
・イースト:ヤニス・アデトクンボ
イースタンカンファレンスでは、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボが昨季2月から3カ月連続でのプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス受賞を果たした。
10月/11月のアデトクンボは、20試合の出場でリーグ2位の30.9得点、4位の13.4リバウンド、5.9アシスト、FG成功率56.0%を平均。バックスを1970-71シーズンと並んで球団史上最高のスタートとなる17勝3敗に導いた。
今季のアデトクンボは、開幕から19試合連続でダブルダブルを達成。キャリア通算6度目の同賞選出となる。
・ウェスト:ルカ・ドンチッチ
ウェスタンカンファレンスでは、昨季新人王に輝いたダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチがキャリア初選出。マブスのプレイヤーが月間最優秀選手に選ばれたのは、2009年4月のダーク・ノビツキー以来初で10年ぶりとなる。
ドンチッチは10月と11月に出場した18試合でリーグ3位の30.8得点、2位の9.6アシスト、9.9リバウンドを平均して、マブスを12勝6敗の好成績に牽引。11月の14試合では、NBA史上3人目となる月間平均トリプルダブルを達成した。
今季マブスは開幕20試合のオフェンス効率でリーグ1位の数字(100ポゼッション当たり116.1点)を記録。14勝6敗で2014-15以降でベストシーズンを送っている。
ルーキー・オブ・ザ・マンス
今季第1号の月間新人賞には、マイアミ・ヒートのケンドリック・ナンとメンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが選出された。
ドラフト外からヒートに入団したナンは、シーズン最初の18試合でルーキー3位となる16.4得点を平均。先発ガードとしてヒートの開幕13勝5敗に大貢献した。ヒートの選手がルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞するのは、カロン・バトラー、マイケル・ビーズリー、ジョシュ・リチャードソンに次いで球団史上3人目となる。
2019ドラフト2位指名のモラントは、開幕17試合すべてにスタメン出場して新人1位の18.6得点、同じく1位の6.4アシスト、スリー成功率41%を平均。11月23日のレイカーズ戦では、ルーキーとして2010年のジョン・ウォール以来初となる25得点/5アシスト/5スティールを達成した。
参考記事:「NBA」