ジェイソン・キッド、次のゴールはネッツのヘッド・コーチ職
6月に引退を発表したばかりのジェイソン・キッドだが、早くも次なる挑戦に向けて準備を着々と進めている様子だ。
米Yahoo!Sportsによると、キッドがブルックリン・ネッツの次期ヘッドコーチ就任を目指し、球団や関係者らと話し合いを始めているという。現在ネッツは、ペイサーズのアシスタントHCのブライアン・ショーや、バックスのスコット・スカイルズHCを次期監督の有力候補としてあげているが、はたしてキッドにチャンスはあるだろうか?
■追記:6月13日
ネッツが11日、ジェイソン・キッドの新ヘッドコーチ就任を正式に発表した。ネッツの本拠地バークレイズ・センターには、さっそくキッド監督を歓迎するビルボードが飾られている。
(追記終わり)
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キッドは、2001年に現役選手としてネッツに移籍。当時弱小だったネッツを2年連続でNBAファイナルへと導き、チームの救世主的存在となった。それから2008年までプレーした後にマブスに移籍したが、彼の功績は今でもネッツファンたちの心に強く残っている。ファンたちがヘッドコーチ経験のないキッドに舵取りを求めても何ら不思議ではない。
また、デビュー以来NBA屈指の司令塔として活躍したキッドは、「最もバスケットボールIQの高い選手」の一人として、あらゆる世代のプレーヤーたちから尊敬されている。彼の突出したプレーメイキングの才能が、そのままコーチングに活かされることはまちがいないだろう。
ただ、引退直後にいきなりヘッド・コーチになるというのはあまり聞かない。現役選手からすぐにヘッドコーチに就任した例として、エイブリー・ジョンソンが2004年にマブスから引退後、そのままチームのアシスタント・コーチになり、その約5ヵ月後にはヘッドコーチに昇格している。
ソース:「sports.yahoo.com」
by dennischofmann via Flickr