トム・シボドー、ウルブズ新ヘッドコーチに就任
ミネソタ・ティンバーウルブズが現地20日、チームの新ヘッドコーチとして元シカゴ・ブルズHCのトム・シボドーを迎え入れることを正式に発表した。
ESPNの報道によると、ウルブズは約4000万ドル/5年の契約を提示した模様。同時にシボドーは、チームのバスケットボール・オペレーション部門代表にも就任することが決まっている。
「私のNBAキャリアはミネソタ・ティンバーウルブズから始まった。リーグ最高の若手ロスターが揃ったこのタイミングで球団に復帰できるのは夢のような機会だ。素晴らしいオーナーであるグレン・テイラー、そして最高のバスケットボール・パートナーであるスコット・レイデン(GM)と協力しながら、ミネソタのスポーツファンたちが誇りにできる勝利の文化を築き上げられることを楽しみにしている」
– トム・シボドー
チームディフェンスのスペシャリストとして知られるシボドーHCは、セルティックスやロケッツなど複数のチームでアシスタントコーチを務めた後、2010年からブルズのヘッドコーチに就任。255勝139敗(勝率64.7%)の好成績を記録して、チームを5年連続でのプレーオフ出場へと導き、2010-11シーズンにはコーチ・オブ・ザ・イヤーに輝いている。
シボドーHCは、ノー・ミドル(ボールハンドラーをサイドラインに押し込めてボールを中央に入れさせない守備)とヘルプ&リカバーに重点を置いたシステマチックな守備のスタイルを確立させ、10年代前半のブルズをリーグ屈指のディフェンシブチームへと育て上げた。出場時間のマネジメントなどを批判されることもあったが、ヘッドコーチとしての実力は証明済みで、特にハーフコートの守備が弱点のウルブズにとっては適任といえるかもしれない。
若きタレント豊富なウルブズが、シボドーHCの指導でどんな風に生まれ変わるのか非常に楽しみだ。
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「ESPN」