【GSW vs NOP第1戦】アンソニー・デイビス プレーオフデビュー戦で35得点
現地18日に行われたニューオリンズ・ペリカンズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズのプレイオフ第1ラウンド初戦は、序盤に大量得点差を奪ったウォリアーズがペリカンズの追撃を逃げ切り、106対99で勝利。敗れたペリカンズは、プレーオフデビュー戦となったアンソニー・デイビスが、ゲームハイの35得点と4ブロックを記録した。
キャリア初の大舞台を控え、昨夜は興奮から一睡もできなかったというデイビス。少し緊張もあったのか、最初の3ピリオドはFG成功率46%の15得点、1リバウンド、5ターンオーバーとやや精彩を欠いていたが、ペリカンズの16点ビハインドで迎えた第4Qから大爆発。特に残り時間6分を切ったクラッチタイムには果敢にペイントエリアを攻めて得点を積み重ね、残り55秒で6点差にまでチームを導いた。
デイビスは第4Qだけで10本中7本のフィールドゴールを沈め、20得点/6リバウンドを獲得。逆転勝利にはあと一歩届かなかったが、プレーオフ初試合、しかもリーグナンバー1のデイフェンス力を誇るウォリアーズの本拠地でこれだけの活躍ができたのは実に素晴らしい。
Basketball Referenceのデータによると、この日のデイビスの35得点は、プレーオフデビュー戦における歴代4位記録。ちょうど7年前に同じペリカンズ(当時ホーネッツ)からキャリア初のポストシーズン出場を果たしたクリス・ポールのプレーオフデビュー得点記録と並んだ。
▼プレーオフデビュー戦得点記録歴代トップ5
プレーヤー | 得点 | シーズン |
カリーム・アブドゥル・ジャバー (バックス) |
36点 | 1970年 |
デリック・ローズ (ブルズ) |
36点 | 2009年 |
ゲリー・ブロコウ (バックス) |
36点 | 1976年 |
クリス・ポール (ホーネッツ) |
35点 | 2008年 |
アンソニー・デイビス (ペリカンズ) |
35点 | 2015年 |
またYahooSportsによると、ペリカンズのモンティ・ウィリアムズHCは試合後、「デイビスが後半に入ってから、今後試合を有利に進められる何かを発見した」と記者たちに語ったとのこと。第2戦や3戦は、さらなるデイビスの活躍が期待できるかもしれない。
一方で勝利したウォリアーズは、MVP候補のステファン・カリーがチームハイの34得点を記録。スリーポイントだけでなく、しばしばがら空きになっていたペリカンズのインサイドをドライブやカットからのレイアップで攻め、効率良く得点を重ねた。
▼ステファン・カリー、ペリカンズシリーズ第1戦ハイライト
「カリーはウォリアーズのエンジンだ。すべてのプレーはカリーから始まる」
– スティーブ・カーHC
ウォリアーズとペリカンズのシリーズ第2戦は、現地20日に引き続きオラクルアリーナで行われる。
ボックススコア:「NBA/Stats」