【GSW-POR第3戦】リラードが40得点でブレイザーズをシリーズ初勝利に牽引
現地7日にモーダ・センターで行われたポートランド・トレイルブレイザーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズのシリーズ第3戦は、ブレイザーズが後半に1度もリードを譲ることなく120-108で快勝。ホームで今季カンファレンスセミファイナルの初勝利を飾り、シリーズを1勝2敗とした。
終盤も勢い失わず
第2戦では第4Q開始時の11点リードをひっくり返されるという惜敗を喫したブレイザーズだが、この日の試合は違った。第1Qはクレイ・トンプソンのピリオド18得点により、ウォリアーズに28-22で先手を取られるも、第2Qにはデイミアン・リラードとアル・ファルーク・アミヌが高確率でシュートを決めて、猛反撃を展開。ブレイザーズが第2Qを36-18のダブルスコアで上回り、12点リードでゲームを折り返す。
▼アミヌ、カウントワンスロー
後半に入ると、ドレイモンド・グリーンのアウトサイドショットに火がつき、ウォリアーズが巻き返しを図るが、ブレイザーズはバランスの取れたオフェンスで応戦して、第3Qでさらに点差を拡大。13点リードで迎えた第4Qにも主導権を失うことなく、二桁点差を維持したまま残り時間を削ると、ラスト3分からリラードとC.J.マッカラムのバックコートコンビが3連続スリーを沈めて、ウォリアーズにとどめを刺した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
GSW | 28 | 18 | 34 | 28 | 108 |
POR | 22 | 36 | 35 | 27 | 120 |
絶好調だったリラードは、8本のスリーを含む27本中14本のフィールドゴールを成功させ、ゲームハイの40得点、10アシスト、5リバウンドを記録。ブレイザーズの選手がプレーオフの試合で、40得点/10アシスト以上のダブルダブルを記録したのは1992年のクライド・ドレクスラー以来24年ぶり、スリー8本成功は球団最多記録だ。なお今季のリラードは、本拠地ポートランドで行われたウォリアーズとの3試合すべてで40得点以上をマークしている(51、40、40)。
▼リラード
ブレイザーズは他に、マッカラムが22得点、4アシストを獲得。さらにアミヌが23得点/FG9本中8本(スリー4本)、アレン・クラブが10得点、エド・デイビスが8得点/10リバウンド/2ブロックと、ロールプレーヤーたちもステップアップした。
ドレイモンドはキャリアハイ
敗れたウォリアーズは、ドレイモンド・グリーンがリラードと同じく8本のスリーを沈め、自己キャリア最多の37得点、9リバウンド、8アシストを獲得。さらにクレイ・トンプソンも35得点と大奮闘したが、2人の他に二桁得点を記録したのはリアンドロ・バルボサ(10点)のみで、ベンチ得点はわずか18点に終わった。
▼グリーン、キャリアハイ得点
2勝1敗となったウォリアーズとブレイザーズのシリーズ第4戦は、現地9日に引き続きポートランドで行われる。
ボックススコア:「NBA」