CP3の決勝レイアップでクリッパーズがスパーズを破り第2ラウンド進出
現地2日にステイプルズ・センターで行われたサンアントニオ・スパーズ対ロサンゼルス・クリッパーズのシリーズ第7戦は、クリス・ポールが足を痛めながらもゲームハイの27得点でチームを牽引し、クリッパーズが111-109で勝利。昨季王者のスパーズを抑え、2年連続となるプレーオフ第2ラウンドへの進出を決めた。
最大得点差8点、リードチェンジ31回…、最初から最後まで両者一歩も譲らぬ大接戦となったシリーズ最終戦。第4Q残り6分からダニー・グリーンとティム・ダンカンの連続ゴールでリードを5点に広げたスパーズだが、クリッパーズはクリス・ポールのスティールやJ.J.レディックのスリーで応戦し、すぐに試合をタイに戻す。
そこからは1ゴール差を争う死闘となり、109対109の同点で迎えたクリッパーズのラストポゼッション。クリス・ポールが右サイドへドライブを仕掛けてダニー・グリーンをかわし、ダンカンの上から決勝ゴールとなるバンクショットを沈めた。
残り時間は1秒。後がなくなったスパーズはポポビッチHCのセットプレーにすべてをかけるが、審判のミスでボールをインバウンドする直前にクロックが誤作動をおffhdkdkgksdjdjばfkjsdなfsljんflzsklんd!!!
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Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 30 | 25 | 23 | 31 | 109 |
LAC | 28 | 29 | 22 | 32 | 111 |
クリッパーズは、ブレイク・グリフィンが24得点、13リバウンド、10アシストのトリプルダブルを獲得する渾身の活躍。マット・バーンズが17得点、ジャマール・クロフォードが16得点を記録した他、J.J.・レディックはクラッチタイムでの2連続スリーを含む14得点を挙げた。
▼ブレイク・グリフィン、第7戦トリプルダブル!!
スターターからベンチまでほぼ全員が勝利に貢献したクリッパーズだが、この日のヒーローはやはり決勝点を決めたクリス・ポールだ。第1Qには左足のハムストリングを痛めて一時ロッカールームへと退場。後半ではさらに怪我が悪化した様子で、足を引きずりながら再びベンチに下がることとなった。
それでも第3Qのラスト7秒でフロアに戻ると、終了ブザーと同時に逆転シュートとなるスリーポイントに成功。続く第4Qの正念場でも、12分のフル出場でフィールドゴール3本とスティールを獲得するなど執念でチームを勝利に導き、これまで言われ続けてきた「大一番に弱い選手」というアンフェアなレッテルを見事払拭した。
「ポールはタフな男、ストリート・ファイターだ。本当にそう思う。私はポールの気持ちの強さに心から惚れ込んでいる」
– ドック・リバースHC
ダンカンは試合後のインタビューで、CP3のラストショットについて「信じられないほど素晴らしかった」と称賛を送っている。
「ポールが少し怪我していたのはわかっていたが、それでも彼はプレーを続け、仕事をこなした。僕とダニーの2人をかわして決めた最後のショットは本当に信じられないよ。ポールは偉大なリーダーで、素晴らしい活躍をみせてくれた。今回の対戦相手側じゃなければ良かったのにな、と思うよ」
– ティム・ダンカン
一方で、敗れたスパーズも素晴らしい戦いっぷりをみせてくれた。ダンカンがチームハイの27得点、11リバウンドのダブルダブルを記録した他、シリーズを通して精彩を欠いていたトニー・パーカーが20得点、マヌ・ジノビリは第4Qだけで6得点、3アシストを獲得。同じく不調気味だったグリーンも、この日は7本中3本のスリーを成功させ、16得点、8リバウンド、5ブロック、2スティールと攻守でオールラウンドな活躍をみせた。
▼ティム・ダンカン、今季最後のダブルダブル
▼グリーンのブロック&パーカーのプットバック
予想通り第1ラウンドには少しもったいないほどの好カードとなったSAS vs. LAC。スパーズが負けてしまったのは残念だが、素晴らしい勝負を見ることができたので、ある意味満足だ。
7戦のうち2試合がワンサイドゲームで、残り5試合は一桁得点差の大接戦。シリーズ合計得点は、スパーズが724点、クリッパーズが721点と、まさに互角だった。
行き過ぎたラフプレーや危険なフレイグラントファウルは一切なく、リーグ屈指のタレントと大ベテランを有する優勝候補チーム同士の7試合にわたるハイレベルなバスケットボール。近年で最もクオリティーの高い第1ラウンドシリーズとなった気がする。
CP3はすごい。ダンカンは頼むから引退しないでくれ。
参考記事:「ESPN」