【TOR-IND第5戦】ラプターズが第4Qの13点ビハインドから逆転勝利、シリーズ3勝2敗
現地26日に行われたインディアナ・ペイサーズ対トロント・ラプターズのシリーズ第5戦は、最後のクォーターを25-9の大差でアウトスコアしたラプターズが102-99で逆転勝利。シリーズを3勝2敗として、球団史上2度目で16年ぶりとなるカンファレンスセミファイナル進出に王手をかけた。
序盤からペイサーズに主導権を握られ、第3Q終了時点で13点ビハインドに陥ったこの日のラプターズだが、第4Q開始から21-2のランで猛反撃を展開し、残り時間3分で6点差を奪うことに成功する。その後、残り15秒でペイサーズに1点差まで迫られたが、デマー・デローザンがフリースローを2本決めて再びリードを3点に拡大。ペイサーズは最後のポゼッションで、ソロモン・ヒルが試合終了のブザーと同時に同点のスリーを沈めるも、リリースがわずかに遅かったためノーカウントとなった。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
IND | 35 | 26 | 29 | 9 | 99 |
TOR | 20 | 32 | 25 | 25 | 102 |
ラプターズは、デマー・デローザンが40分の出場でチームハイの34得点をマーク。最初の4試合ではポール・ジョージのディフェンスに苦しみ、FG成功率29.6%(71本中21本)の平均13.3得点と精彩を欠いていたが、第5戦では2本のスリーを含む22本中10本のフィールドゴールと13本中12本のフリースローを決めて、チームを逆転勝利へと引っ張った。
▼デローザン
「いつもの自分のように感じられた。忍耐力が大切なんだ。慌てては駄目だし、イライラしても駄目。最後までやり抜かなければならない。今後も僕たちはその姿勢を続けていくよ」
– デマー・デローザン
ラプターズは他に、カイル・ラウリーが14得点/5アシスト、ビズマック・ビオンボが10得点/16リバウンドのダブルダブルをマーク。ルーキーのノーマン・パウエルは、第4Q中盤にスティールから試合を同点に持ち込むダンクを決めるなど活躍し、10得点と4リバウンドをあげている。
▼このハングタイム!!
マジック・ジョンソンもラプターズの逆転劇に大興奮だった様子:
「どんなことでも起こりうる。だからNBAプレーオフが大好きだ。ラプターズが奇跡的なカムバックでペイサーズを破ったようにね!」
– マジック・ジョンソン
敗れたラプターズは、ポール・ジョージがFG19本中11本成功の39得点、8アシスト、8リバウンドで大暴れ。試合の大部分で主導権を握るも、第4Q開始からの9分30秒間をわずか2得点に抑えられ、敵地でシリーズ3勝目を挙げるチャンスを逃すこととなった。
▼ポール・ジョージ
ペイサーズの生き残りをかけた第6戦は、現地29日にインディアナで行われる。
ボックススコア:「NBA」