【WCF第2戦】ハーデン38得点の大活躍もロケッツはあと一歩届かず、ウォリアーズが2連勝
現地21日に行われたヒューストン・ロケッツ対ゴールデンステイト・ウォリアーズのカンファレンスファイナル第2戦は、両チームのエースが30得点オーバーのハイレベルなオフェンスバトルを披露。残り10秒で1点差を争うこととなった大接戦は、ラストポゼッションを死守したウォリアーズが勝利を手にし、シリーズを2勝0敗とした。
この日は、ステファン・カリーが絶好調のスタートを切り、第1Qだけで4本のスリーを沈めて15得点を獲得。勢いに乗ったウォリアーズは、第2Q序盤にセカンドユニットが奮闘し、試合開始からわずか18分で17点のリードを奪う。
▼3 on 1からイグダーラのダンク
圧倒的なワンサイドゲームを予感させる展開となったが、ロケッツはタイムアウトをきっかけにディフェンスを引き締め猛反撃を開始。ジェイムス・ハーデンのプレーメイキングを軸に23-6のランを仕掛け、ハーフタイムまでに55対55の同点に追いついた。
▼ジョーンズからハワードのアリウープで17点カムバック達成
後半は1~2ゴール差をめぐる攻防が続いたが、第4Qの6分あたりから徐々にウォリアーズが主導権を握り始め、残り時間1分39秒で8点差をつける。
しかしそこからロケッツは、ハーデンの6連続得点で巻き返すと、フルコートプレスでウォリアーズに8秒バイオレーションを与える好ディフェンスで応戦。さらにハーデンとハワードのアリウープで1点差に詰め寄り、続くウォリアーズの攻撃でもゴールを死守して、残り時間7秒で逆転勝利のチャンスを手にした。
▼ロケッツのラストプレー
ロケッツにはタイムアウトが残っていたが、マクヘイルHCはそのままプレー続行を決断。ハーデンは崩れたディフェンスの隙をついてファーストブレイクで得点を狙ったが、スプラッシュブラザーズのダブルチームに阻まれ、惜しくもターンオーバーに終わった。
本当に惜しかった。
残り4秒でなぜかハーデンが1度ボールをトップに戻しているが、トレーラーがハワードだとは思っていなかったのかもしれない。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
HOU | 28 | 27 | 20 | 23 | 98 |
GSW | 36 | 19 | 22 | 22 | 99 |
ウォリアーズは、ステファン・カリーが33得点、6アシストをマーク。前の試合で出場時間16分の無得点だったアンドリュー・ボーガットは、14得点、8リバウンド、4アシスト、5リバウンドを記録し、攻守で大きなインパクトを与えた。
▼カリー vs. ハーデン2
「ビールを飲みながら、コートサイドの席で観戦したいと思うときがある。カリーとハーデンの2人は世界最高のプレーヤーだ」
– アンドリュー・ボーガット
敗れたロケッツは、ハーデンがFG成功率61.9%で38得点、10リバウンド、9アシストと大奮闘。最後の最後でミスを犯してしまったが、接戦まで持って行けたのはすべてハーデンの活躍あってのことで、試合を通して最高のパフォーマンスをみせた。
膝の調子が不安視されていたハワードは40分の出場を果たし、19得点、17リバウンドを記録している。
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参考記事:「ESPN」