ロケッツ新人のチナヌ・オヌアク、実戦でアンダーハンドのフリースローに成功
10月12日に北京で行われたヒューストン・ロケッツ対ニューオリンズ・ペリカンズのプレシーズンゲームで、かなりレアなシーンが見られた。
第4Q残り3分20秒、シューティングファウルを受けたロケッツルーキーのチナヌ・オヌアクは、フリースローラインでボールを下に構え、そのままアンダーハンドでシュート。リック・バリー流のオールドスクールな打ち方で、見事2本中2本のフリースローを決めると、会場からは歓声が上がった。NBAの試合でアンダースローのフリースローが決まったのはいつ以来だろう…?
オヌアクがアンダースローに目覚めたのは1年ほど前。ルイビル大でのフレッシュマン・シーズンにフリースローで苦戦していたオヌアクに対して、ヘッドコーチのリック・ピティーノが「下から打ってみろ」と助言したのがきっかけだ。フォームの変更後、オヌアクのフリースロー成功率は47%から59%に改善している。
バスケットボーラーとしてのプライドが邪魔をするのか、フリースローが苦手な選手たちはアンダーハンドを使おうとしないが、オヌアクは人目を気にせずに、今後も下投げフォームを貫いていくつもりだという。
「他人にどう思われようが関係ないと考えるようになった。得点を取れさえすれば、僕は満足だよ」
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