ステファン・カリーが第3Qに大暴れ!ウォリアーズ圧勝でシリーズに王手
ステファン・カリーがまたやった。ウォーリアーズ対ナゲッツのシリーズ第4戦。ホームのウォリアーズが115対101で勝利し、第2ラウンド進出に王手をかけた。
捻挫した左足首がまだ完治しておらず、痛み止めの注射を打って試合に臨んだカリー。序盤はなかなかリズムに乗れず、前半終了時点で7得点とやや苦戦気味だったが、それも長くは続かない。
第3Qの中盤、ナゲッツが12点差を4点差まで縮めたところで、カリーが大爆発。わずか6分22秒間で22得点をマークし(スリー5本)、一気にナゲッツを突き離した。
その切れ味のすごいこと…。「ゲームをテイクオーバーする」とはまさにこのことだろう:
第3Q残り1分あたりでは、スティールからファーストブレイクに入り、プルアップの3ポイント。こんなプレーを決められては、相手チームはなすすべなし。ウォリアーズ大量リードのまま試合は終了した。
最終的にカリーは16本中10本のフィールドゴールを決め、ゲームハイの31得点、7アシストをマーク。今季はNBA3ポイント記録の樹立や初の月間MVP獲得など、選手として大躍進を遂げたカリーだが、プレイオフに入りさらにもう一皮むけてきたように思える。
ウォリアーズはカリーの他にも、アンドリュー・ボガットが前半にダンク連発で大暴れ。試合開始早々、トップブロッカーのジャベール・マギーの上から豪快なダンクをたたき込んだ。
この日の勝利で、ウォリアーズはシリーズを3勝1敗にし、あと1勝で第2ラウンドに駒を進めることになる。第1戦でデビット・リーを失ったウォリアーズに対して、ナゲッツ完全有利と思われたシリーズだったが、いざふたを開けてみるとかなり一方的な展開に。
ウォリアーズは過去3試合のいずれも110点以上獲得しており、次の試合でナゲッツが生き残るカギは、いかにウォリアーズのオフェンスを100点以下に抑えるかにかかっている。
チームを支える熱狂的ファン
ウォリアーズのファンはとにかく熱い。試合になると、観客席がゴールド一色に染まり、全力でチームを応援する。プレイオフ5年ぶりということもあってか、今年の盛り上がり方はすさまじい。映像で見ているだけでもその熱気がひしひしと伝わって来るほどだ。
以下は、試合前/試合後のスタジアムの写真。プレイオフでは、各席に「We are Warriors」のTシャツが配られる:
今日の試合では、第3Qのカリー無双でスタジアムのボルテージは最高潮に達した。その時の観客席の様子がこちら:
「これこそホームコートアドバンテージ」と言いたくなるほど見事なまでの一体感!これは楽しそうだ。一方で観客席の中には、水色の服を着た勇者もわずかながらうかがえる。
Thumbnail:「NBA – YouTube」