9連敗中キングスのウォルトンHC、試合中にクリップボードを叩き割る
怒りにまかせて叩き割ってしまった…。
8連敗と絶賛低迷中のサクラメント・キングスは現地25日、マディソン・スクエア・ガーデンでニューヨーク・ニックスと対戦。この日の試合では、第3Q終了時で何とか一桁点差で食い下がっていたキングスだが、第4Q序盤に14-2のランを食らい、一瞬で20点ビハインドの絶望的な状況に陥ってしまう。
そこでルーク・ウォルトンHCのフラストレーションが限界に達したのだろう。ウォルトンHCはタイムアウトをコールした際、アシスタントが手渡そうとしていた作戦用のクリップボードに拳を振り下ろし、木っ端微塵にしてしまった。
ウォルトンHC以外のキングスメンバーが至って冷静なのがちょっと面白い。
ウォルトンHCの喝も空しく、キングスは最終的に19点差で大敗して9連敗。タイムアウト後も試合の流れは変わらず、1試合の平均得点で今季リーグ29位(104.7点)のニックスに、レギュレーションで140点を許してしまった。
16勝17敗でイースト5位のトロント・ラプターズに並んだニックスは、新人のイマニュエル・クイックリーがチーム最多の25得点、アレック・バークスが24得点をマークと、ベンチ勢が大活躍。
キャリア初のオールスター選出を果たしたジュリアス・ランドルは、21得点/14リバウンドのダブルダブルを記録した。
▼ニックスハイライト
一方のキングスは、ディアロン・フォックスが29得点/11アシストで奮闘。
2月上旬の時点でのキングスは、セルティックス、ナゲッツ、クリッパーズの強豪を立て続けに破り、12勝11敗で勝ち越していたが、そこからの9連敗で一気にウェスト13位、プレイオフ圏内から5ゲーム差に大転落している。
ボックススコア:「NBA」