TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
ジミー・バトラー ヒート
2019 7 3

76ersがサイン&トレードでバトラー放出、FAでホーフォードを獲得

76ers, アル・ホーフォード, ジミー・バトラー 0

たった24時間でこれほど多くのビッグネームが移動した日が未だかつてあっただろうか?

2019NBAフリーエージェンシーは、解禁初日からケビン・デュラントとカイリー・アービングがネッツへ、ケンバ・ウォーカーがセルティックスへ、ディアンジェロ・ラッセルがウォリアーズへと移籍し、バックスはクリス・ミドルトンと再契約。イーストの勢力図が目まぐるしく変化する中、フィラデルフィア・76ersも大きく動いた。

まず76ersは、マイアミ・ヒート、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ロサンゼルス・クリッパーズを含む4チーム間のトレードに合意。オールスターのジミー・バトラーをサイン&トレードで放出し、ヒートからジョシュ・リチャードソンを獲得する。

トレードの詳細は以下の通り:

  放出 獲得
76ers ・ジミー・バトラー ・ジョシュ・リチャードソン
ヒート ・ジョシュ・リチャードソン
・ハッサン・ホワイトサイド
・2023ドラフト1巡目
・ジミー・バトラー
POR ・メイヤーズ・レナード
・マリース・ハークレス
・ハッサン・ホワイトサイド
LAC ・2023ドラフト1巡目
・マリース・ハークレス

『NBC Sports』によると、76ersはバトラーに5年のマックス契約をオファーしたそうだが、バトラーは最初からヒートへの移籍を望んだとのこと。ただヒートのキャップスペースにはバトラーとFA契約を結ぶ余裕がなかったため、移籍はサイン&トレードという形となり、76ersは大きな見返りを得ることができた。

シクサーズは昨年11月にロバート・コビントンとダリオ・シャリッチを放出して、ウルブズからバトラーを獲得。オールスターを残留させることはできなかったが、コビントンとシャリッチの2選手がリチャードソンとホーフォード獲得のためのキャップリリーフに変わったと考えるとそれほど悪い話じゃない。

なおクリッパーズがこのトレードで何を譲渡するのかまだ詳細は明らかになっていないが、ハークレスのサラリー(1100万ドル)を引き取ることで、ヒートの2023年ドラフト1巡目指名権(保護付き)を手に入れた。報道によると、クリッパーズはトレード後もカワイ・レナードにマックス契約をオファーするだけの余裕が残っているという。

76ersのスタメンが超ビッグに

シクサーズはバトラーの他に、JJ・レディックがニューオリンズ・ペリカンズと契約合意してチームを退団した。

ただその一方で、フォワードのトバイアス・ハリスと5年1億8000万ドルで再契約。さらに今夏FAの目玉選手の一人だった大ベテランビッグマンのアル・ホーフォードと4年1億900万ドルの契約を結ぶことに成功した。

予想される来季76ersのスターティング/クロージングラインアップは:

https://twitter.com/SportsCenter/status/1145512418103234560

  • G:ジョシュ・リチャードソン(198cm)
  • G:ベン・シモンズ(208cm)
  • F:トバイアス・ハリス(206cm)
  • F:アル・ホーフォード(208cm)
  • C:ジョエル・エンビード(213cm)

第一印象は「とにかくデカい!」。リチャードソンが198cmで最も身長が低いという超ビッグなラインアップ。5人ともサイズに加えて守備力も高い。来季76ersは最高にタフでフィジカルなチームディフェンスを展開できそうだ。このラインアップから3~4人が来季オールディフェンシブチームに選ばれてもおかしくない。

エンビードに次ぐ第2のビッグマンが不在だったシクサーズにとって、ホーフォードの加入は大きい。ブレット・ブラウンHCはエンビードとホーフォードのどちらかが必ずフロアにいるようなラインアップローテーションを組んでくるはずで、レギュラーシーズン中は必要ならばエンビードのプレイタイムを制限できるようにもなる。

守備のポテンシャルが高く、とても楽しみなロスターになった76ersだが、昨季と比べて戦力が上がったかと言われればわからない。イースト首位の有力馬であることには間違いないが、ポストシーズンで念願のカンファレンス制覇を目指すうえで気になる点が2つある。

1つはシューティング。以前からシューター不足に悩まされていた76ersだが、来季からはベストシューターのJJ・レディックがいなくなってしまう。新加入したリチャードソンは優れた3&Dプレイヤーであり、守備力はレディックよりも遥かに高いだろう。ただやはりシュート力はレディックに遠く及ばない。

レディックは絶対にノーマークにできない選手だ。レディックがスクリーンをくぐりながら走り回るだけで相手チームの守備は混乱する。

昨季までのシクサーズは、レディックとエンビードのツーマンゲームがハーフコートオフェンスの主要武器だった。来季はレディックを軸にして得ていた得点をどこから捻出するのかに注目したい。

▼レディックの引力を活用してオフェンスを展開

Raptors have had a tough time guarding 2 man game between Embiid/Redick. Here they hit Embiid at the elbow and have Redick cut off vs. an open side. Scott in the lineup helps space the floor. You have to be up but Embiid being at Elbow gives him an easy roll. pic.twitter.com/nS2hrJ08Sv

— Steve Jones Jr. (@stevejones20) May 3, 2019

そしてもう1つの気になる点は、誰が“クローザー”になるのか?ポストシーズンゲームの勝負所で誰がオフェンスを回すのか?

チームの司令塔はベン・シモンズだ。シモンズは卓越したコートビジョンとスピード、フィジカル、サイズを持ち合わせた逸材で、トランジションオフェンスではレブロン並みに無敵の選手。ジャンプショットをまったく打てないという短所があるものの、レギュラーシーズン中はそれほど問題にならない。

ただ相手チームが徹底的に守備戦略を練ってくるプレイオフでは、ペイントエリアの外から得点する術を持たないシモンズがオンボールでハーフコートオフェンスを指揮するのは難しい。実際にラプターズとのイースト準決勝シリーズでは、ジミー・バトラーがクラッチタイムのボールハンドラーを務め、シモンズはまるでセンター選手のようにダンカースポットで待機するという形となっていた。

来季の76ersには、バトラーのように正念場でアイソレーションやピック&ロールからオフェンスを切り開ける“クローザー”がいない。

参考記事:「NBA」

ロペス兄弟がバックスと契約合意 アイザイア・トーマスがウィザーズと契約合意

Related Posts

ジミー・バトラー 56得点

ブログ

ジミー・バトラーが自己ベスト56得点、ヒートのプレイオフ球団新記録を樹立

ジミー・バトラー ドレッド

ブログ

ヒートのジミー・バトラーが斜め上のサプライズ、極太ドレッドでメディアデーに登場

ジミー・バトラー 47得点

ブログ

ジミー・バトラーがヒート史上初の快挙、1ポストシーズンで4回の40点ゲーム

ヒート 76ers 第6戦 2022

ブログ

ヒートが4勝2敗で76ersとのシリーズ制覇、2年ぶりのカンファレンス決勝進出へ

特集

  • ステフィン・カリーが再び40得点、教科書に載せるべき第4Qパフォーマンス

    ステフィン・カリーが再び40得点、教科書に載せるべき第4Qパフォーマンス

    2021年11月20日
  • ケビン・ラブ 「誰もが何かを抱えている」

    ケビン・ラブ 「誰もが何かを抱えている」

    2019年12月19日
  • 【ポイントゴッド】クリス・ポールが3つの球団で17連勝達成

    【ポイントゴッド】クリス・ポールが3つの球団で17連勝達成

    2021年12月2日
  • グリズリーズ背番号22のデズモンド・ベイン、2月2日の試合で「2」に愛されまくる

    グリズリーズ背番号22のデズモンド・ベイン、2月2日の試合で「2」に愛されまくる

    2022年2月4日
  • 2019-20NBAアワード予想その2: DPOYとオールディフェンシブチーム

    2019-20NBAアワード予想その2: DPOYとオールディフェンシブチーム

    2020年7月5日
  • ポール・ピアース 当時のセルティックスとレイ・アレンの関係を語る

    ポール・ピアース 当時のセルティックスとレイ・アレンの関係を語る

    2015年4月18日
  • ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    2017年10月14日
  • ステフィン・カリーが通算スリー成功数でNBA新記録樹立

    ステフィン・カリーが通算スリー成功数でNBA新記録樹立

    2021年12月16日
  • トニー・パーカー 「ありがとう、サンアントニオ」

    トニー・パーカー 「ありがとう、サンアントニオ」

    2018年9月7日

NEW

  • クリス・ポール ウォリアーズウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される
  • デイミアン・リラード トレード 2023デイミアン・リラード、もしトレードされるなら「マイアミかブルックリンがいい」
  • スパーズ 1位指名スパーズがウェンビー争奪戦に大勝利、2023NBAドラフト1位指名権獲得!!
  • ヨキッチ 53得点センターとしてプレイオフ史上2人目の50得点超え、ヨキッチが快挙達成も勝利ならず
  • 動物 NBA2023NBAプレイオフ第1ラウンド:動物系チームが全滅
  • ジミー・バトラー 56得点ジミー・バトラーが自己ベスト56得点、ヒートのプレイオフ球団新記録を樹立
  • マルコム・ブログドン シックスマンセルティックスのマルコム・ブログドンが2022-23シックスマン賞受賞
  • ドレイモンド・グリーン 出場停止 2023サボニス踏みつけたドレイモンド・グリーン、1試合の出場停止処分へ
  • ウルブズ ヒート 2023ウルブズとヒートが8位シードで2023プレイオフ進出へ
  • マブス 敗退スターデュオ不発、マブスが4年ぶりのレギュラーシーズン敗退へ

ポピュラー

  • 【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
    【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
  • ウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される
    ウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される
  • NBA選手たちが語る、コービー・ブライアントのワーカホリックなエピソード
    NBA選手たちが語る、コービー・ブライアントのワーカホリックなエピソード
  • バスケ界の伝説 ウィルト・チェンバレンの「100点ゲーム」はこうして生まれた
    バスケ界の伝説 ウィルト・チェンバレンの「100点ゲーム」はこうして生まれた
  • Tマックが引退を表明!!その輝かしいキャリアを振り返ってみよう
    Tマックが引退を表明!!その輝かしいキャリアを振り返ってみよう
  • ストックトンとマローンの芸術的なピック&ロールを堪能できる7分動画
    ストックトンとマローンの芸術的なピック&ロールを堪能できる7分動画
  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
  • キングス、トレードでサボニス獲得のため若手ホープのタイリース・ハリバートン放出
    キングス、トレードでサボニス獲得のため若手ホープのタイリース・ハリバートン放出
  • 歴代屈指の3Pシューター カイル・コーバーがブルックリン・ネッツのコーチングスタッフ入りへ
    歴代屈指の3Pシューター カイル・コーバーがブルックリン・ネッツのコーチングスタッフ入りへ
  • カリーの逆転決勝スリーでウォリアーズが10連勝
    カリーの逆転決勝スリーでウォリアーズが10連勝

ランダム

  • NBA月間賞 2月 2019年2019年2月のNBA月間賞:アデトクンボが今季3度目の受賞
  • ペリカンズ ホークスペリカンズがホークスの連勝記録をストップ!!
  • 76ers ヒート 第3戦 2022エンビード復帰の76ersがヒートとの第3戦圧勝、ダニー・グリーンがスリー7本で爆発
  • ロンド 手術ラジョン・ロンド、ヘルニアの手術で4~6週間の離脱
  • ウェイド ブルズD.ウェイド、マイアミを離れシカゴへ

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2025
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes