シドニー五輪のバスケ金メダルが6万7000ドルで落札
アメリカのスポーツ関連オークションサイト「GREY FLANNEL AUCTIONS」で、2000年シドニーオリンピックの男子バスケットボール金メダルが6万7000ドル(約680万円)を超える高値で落札された。
出品されたのは、当時のアメリカ代表選手で元NBAオールスター、ビン・ベイカーのメダルだ。
3万5000ドルの開始価格がついたメダルは、1日で4件の入札を受け、最終的に6万7643ドルで落札された。1992年のバルセロナ五輪からNBA選手の出場が認められて以来、アメリカ男子プロ選手が獲得したオリンピック金メダルが一般オークションで取引されるのは初めてのことらしい。
ベイカーはシドニー五輪で1試合8得点を平均して、アメリカの優勝に大貢献。13年間のNBAキャリアを通して1億ドル(100億円)以上を稼いだ人気選手だったが、現役時代からアルコール依存症の問題を抱えており、引退後すぐに金銭苦に陥ったという。
2008年には経営していたビジネスが倒産。今回ベイカーが栄光の金メダルを手放したのには、そういった経緯が関係しているのかもしれない。またベイカーは今年4月に「米朝親善バスケット大会」という名目でデニス・ロッドマンらと共に北朝鮮を訪問しており、米国内外から多くの批判を受けた。
シドニーオリンピックといえば伝説の…
シドニー五輪のチームUSAには、ベイカーの他に、若き日のビンス・カーターやケビン・ガーネット、ジェイソン・キッド、レイ・アレンらが参加。準決勝でリトアニアに苦しめられたものの、8勝0敗の無敗で金メダルを母国に持ち帰った。
この大会で最も話題となったのは、何といってもビンス・カーターが予選のアメリカ対フランス戦でみせた超人ダンクシュートだろう。
218cmの大男を飛び越えながら放ったこのダンクは、バスケ史上最も有名なダンクの一つとして語り継がれている。
ソース:「GREY FLANNEL AUCTIONS」