2014NBAドラフト、アンドリュー・ウィギンスが全体1位指名
現地26日に開催された2014年NBAドラフトは、クリーブランド・キャバリアーズがカンザス大のアンドリュー・ウィギンスを全体1位で指名した。
ウィギンスの1位指名は大方の予想通り。まだまだ荒削りな部分はあるが、類まれな身体能力と天井知らずのポテンシャルを持ち合わせており、次世代のスーパースター候補として大きな期待が寄せられている。
via NBA/YouTube
キャブスデビューが決定したウィギンスは、7月からFAとなるレブロン・ジェイムスに向けてさっそくラブコールを送った:
「僕は勝ちたい。もしレブロンも勝ちたいのであれば、僕らは一緒に上手くやれるはずだ」
– アンドリュー・ウィギンス
次にミルウォーキー・バックスがデューク大のジャバリ・パーカーを2位指名。パーカーは今年のドラフトで最も完成された選手と評されており、1年目からバックスのエース的存在として活躍することが予想される。
またパーカーは先日、バスケットボールシューズの「Jordan」ブランドと正式なスポンサー契約を結び、早くもスターへの道を歩き始めた様子だ。
続いて、フィラデルフィア・セブンティシクサーズが全体3位で指名したのは、カンザス大のジョエル・エンビード。アキーム・オラジュワンと比較されるほど将来有望なセンターで、背中や足の怪我など健康面でのリスクが不安視されていたが何とか3位に落ち着いた。シクサーズにとっては、ある意味ハイリスク/スーパーハイリターンなギャンブルともいえる。
この日はエンビードが自宅でドラフトの行方を見守る様子がライブ中継されていたのだが、全体3位指名発表の瞬間にちょっとした放送事故が起きてしまった。
▼全国ネットで放送された3位指名発表の瞬間:
名前が呼ばれたにもかかわらず、ムスッとした表情を浮かべるエンビード。ネット上では、この映像をライブでみていたファンたちから困惑の声が殺到した。
しかしこれにはちゃんとした理由があったのだ。エンビードを指名したシクサーズのTwitterアカウントが状況を説明している:
「みなさん、テープのディレイだから…」
エンビードの自宅とドラフト会場との間で中継にズレが生じてしまったのだ。その後、指名されたことを知ったエンビードはちゃんと歓喜のリアクションをみせている。
4位以下の指名は、「BFiJ」さんの記事をぜひご参考に。
※ドラフト日の主なトレード:
- ナゲッツが11位指名のダグ・マクダーモットとアンソニー・ランドルフをブルズにトレードして、16位と19位の指名権(ユスフ・ヌルキッチとゲイリー・ハリス)を獲得。
- シクサーズが10位指名のエルフリッド・ペイトンをマジックに放出して、12位指名のダリオ・サリッチ、将来の1順目指名権、2順目指名権を獲得。
- ホーネッツが24位指名のシャバズ・ネイピアーをヒートにトレードして、26位と55位指名権を獲得。
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