コルクマズの逆転決勝スリーで76ersがシーズン無敗維持
フィラデルフィア・76ersが現地2日、モダ・センターで行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦で劇的な大逆転勝利をあげ、今季成績を5勝0敗とした。
11月2日の時点で無敗チームは76ersのみ。シクサーズが5連勝でシーズンをスタートするのは、アレン・アイバーソンがチームをファイナルに導いた2000-2001シーズン以来初めてとなる。
大黒柱のジョエル・エンビードが出場停止処分のため不在だったこの日の76ers。
第3Q中盤には、アウトサイドショットが絶好調だったブレイザーズに最大で21点差を付けられ、このまま惨敗でシーズン初黒星かと思われたが、そこからシクサーズは怒涛の猛反撃を展開。第3Q残り5分からブレイザーズを52-32でアウトスコアして一気に巻き返すと、第4Q残り10秒にはキャリアFT成功率58%のベン・シモンズが2本のフリースローを沈めてこの日初のリードを奪う。
対するブレイザーズは、続くタイムアウト明けのポゼッションで、デイミアン・リラードのドライブ&キックからアンファニー・サイモンズが残り時間2.2秒に逆転のコーナースリーに成功。ブレイザーズが128-126でリードを奪い返した。
サイモンズのスリーで決着かと思われたが、シクサーズは最後にトルコ出身のフルカン・コルクマズがステップアップ。最後のインバウンズプレイで、アル・ホーフォードのスクリーンを使ってフリーになり、コーナーからキャッチ&シュートで逆転決勝のスリーを沈めた。
https://twitter.com/BleacherReport/status/1190847504599769089
https://twitter.com/FurkanKorkmaz/status/1190880262424391681
コルクマズのショットはもちろんだが、ホーフォードのスクリーンが絶妙。これぞまさに1億ドルのスクリーンだ。ヒーローとなったコルクマズは試合後、「僕のキャリアで最も意味の大きいショットになった」とNBAキャリア初のゲームウイナーを喜んだ。
21点ビハインドからの大逆転劇を演じた76ersは、ホーフォードが25得点/7アシスト、トバイアス・ハリスが23得点/7リバウンドでエンビード不在のチームを牽引。ベン・シモンズは試合の大部分でやや精彩を欠いていたが、第4Q終盤にはデイミアン・リラードからボールを奪って速攻でダンクを叩き込むなど正念場でファインプレイを決め、最終的に18得点/11リバウンド/8アシストをマークして勝利に貢献している。
▼終盤のハイライト
敗れたブレイザーズ(3勝3敗)は、リラードが8本のスリー成功から33得点/9アシスト、ロドニー・フッドが25得点で奮闘した。
ボックススコア:「NBA」