シクサーズがOT戦を制しシーズン初勝利
フィラデルフィア・76ersが現地11日、本拠地ウェルズ・ファーゴ・センターで行なわれたインディアナ・ペイサーズとのオーバータイム戦に109-105で勝利。今季8試合目にして、ついに初白星をゲットした。2014-15シーズンを17連敗、2015-16シーズンを18連敗でスタートしたシクサーズが、11月の時点で1勝目を獲得したのは、2013年以来初で3年ぶりとなる。
試合は、第1~3Qでフィールドゴール7本中2本成功と苦戦していたジョエル・エンビードが、正念場でステップアップし、第4Qとオーバータイムだけで16得点をあげる大活躍。1点ビハインドで迎えたOT残り55秒には、ファウルを受けながらゴール下のショットをねじ込み3点プレーに成功、さらに残り8秒にフリースローを2本沈めて、シクサーズを勝利に導いた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | ||
IND | 27 | 25 | 20 | 28 | 5 | 105 |
PHI | 21 | 30 | 25 | 24 | 9 | 109 |
シクサーズは、エンビードがチームハイの25得点、アーサン・イリヤソバが14得点/11リバウンドのダブルダブルをマーク。ペイサーズは、ポール・ジョージがゲームハイの26得点、9リバウンド、4アシストを獲得した。
今季のエンビードは18.8得点、6.6リバウンド、2.3ブロック(いずれもルーキー最多)、さらに3P成功率58.3%を平均中。出場時間は平均25分程度に制限されており、ターンオーバーが多く(平均4.5でリーグ5位)、まだまだ粗削りではあるが、シーズン約10分の1を終えた時点では、ぶっちぎりで今季新人王の最有力といえるだろう。
このまま大きな怪我をすることなく、順調にスキルを磨き、経験を積んでいけば、もしかすると将来的にアキーム・オラジュワンのような世代を代表するビッグマンへと成長するかも…?そんなポテンシャルを感じさせてくれる。
ボックススコア:「NBA」