アマレ・スタウダマイアーが現役引退を発表
1年前にNBAからの引退を表明し、イスラエルのリーグに活躍の場を移していたアマレ・スタウダマイアーが、プロ選手としてのキャリアを終える決断をした模様だ。ユーロリーグに詳しいBasketball InsidersのDavid Pick記者が報じている。
スタウダマイアーは、2016年7月にニューヨーク・ニックスと契約を結ぶと同時にチームを通して引退の声明を発表し、ニックスの一員としてNBAから引退。その後、自身が共同オーナーだったイスラエルのハポエル・エルサレムBCに選手として入団して、昨季はチームをイスラエルリーグ優勝に導いた。
▼優勝パレードでのスタウダマイアー
スタウダマイアーは、チームやファンへの感謝とお別れのメッセージをインスタグラムで綴っている。
https://www.instagram.com/p/BYgLYFjAkEd
「私が去年の夏にNBAを引退し、ハポエル・エルサレムに加入した理由は、このチームの手助けをし、この聖なる都市で自分にとって初、そしてフランチャイズにとって2度目となるチャンピオンシップを勝ち取ることだった。その目標を達成できただけでなく、チーム史上で恐らく最高のシーズンを送れたことについて、心から誇りに思う。ローカルリーグのファイナル3つすべてに進出し、その内の2つで優勝。ユーロカップではセミファイナルまで勝ち進み、個人ではオールスターゲームのMVPを受賞。本当に素晴らしいシーズンだった。私自身や家族にとって、ここで過ごした時間は最高だったよ。この街や人々、数々の聖地、そしてもちろんハポエルファンたちもね。もう1年続けたい気持ちもあったが、チームやコーチと話し合った結果、 僕が有意義に貢献できるような役割を見つけられそうになかった。引退すべき時が来たんだと思う。これからは共同オーナーの立場に戻り、チームがより良くなるよう手助けしていく。チャンピオンとして引退するチャンスを与えてくれたハポエル・エルサレムの球団社長、そして球団関係者全員に感謝を伝えたい。聖なる都市でこれを実現できたことで、さらに特別なものとなった。チームメイトや友人、ファンたちにとって来季も素晴らしいシーズンになることを祈っている」
スタウダマイアーは、NBAでの14シーズンを通してサンズ(8)、ニックス(5)、マブス(1)、ヒート(1)の4球団でプレーし、平均18・9得点、7.8リバウンド、FG成功率53.7%を記録。キャリア後半は怪我に苦しめられたものの、サンズ時代にはスティーブ・ナッシュとコンビでリーグ屈指のオフェンスチームを牽引し、6度のオールスター、5度のオールNBAチームに輝いた。
▼キャリアハイライト