TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
アンソニー・デイビス トレード
2019 1 29

アンソニー・デイビスがトレードを要求か

アンソニー・デイビス 0

今季トレードデッドラインまであと10日に迫ったこのタイミングで衝撃的過ぎるニュース。近年では類を見ないレベルのリーグ全体を巻き込むスーパースター争奪戦が勃発しそうだ。

ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、ニューオリンズ・ペリカンズのアンソニー・デイビスは現地28日、今夏にチームと延長契約を結ぶ意思がないことを代理人のKlutch Sportsを通して伝えた模様。Klutch Sportsのリッチ・ポール(エージェント)はESPNの取材で、デイビスがトレードを希望していることを明かした。

「アンソニーが現段階でペリカンズに決断を伝えた理由は、彼の意図について正直かつ明確でありたいと考えたから。アンソニーと球団の双方の将来的な利益において最良と判断した上での行動だ」
– リッチ・ポール/Klutch Sports

デイビスとペリカンズの契約はあと2年半残っているが、最終年の2020-21シーズンはプレイヤーオプション。デイビスは早くて2020年夏にFAになることができる。ペリカンズは今年の夏に5年/2億4000万ドルのスーパーマックス契約をオファーできる唯一のチームだが、ポール・ジョージやカイリー・アービング、カワイ・レナードと同じく、デイビスもサラリーよりも環境を優先したい考えのようだ。

今季のデイビスは41試合で29.3得点、13.3リバウンドを平均。得点、アシスト、リバウンド、スティールでキャリアベストを記録するMVP級のパフォーマンスを見せているが、ペリカンズの成績は振るわず、22勝28敗のウェスト13位と負け越しており、日に日にプレイオフから遠ざかっている。

デイビスの移籍先候補は?

デイビスのトレードについては、以前からその可能性が囁かれていた。昨年12月には、デイビス自身が「お金よりもレガシーが大事」とペリカンズとの延長契約拒否を匂わせるようなコメントを残している。なので、デイビスがいずれ移籍するだろうという見方は強かったが、このタイミングで大きな動きがあったのはサプライズだ。

ESPNによれば、デイビスは「優勝を狙えるチームへの移籍」を希望しているとのこと。ただジョージやレナードの場合と違い、現時点で特定のチーム名は上がっていないので、ペリカンズには多くの選択肢がある。完全な再建モードに入るペリカンズが欲しがるのは、即戦力になる全盛期のスター選手ではなく、ドラフト指名権やルーキー契約中の有望な若手選手といった将来性だろう。

その点をふまえると、リーグで最も魅力的なオファーを提示でき、さらにデイビスの要望にも応えられるチームは、やはりボストン・セルティックスだろう(テイタム/ブラウンの若手選手に、キングス/グリズリーズ/クリッパーズの1巡目指名権を保有)。

ただセルティックスには、デシグネイテッド・プレーヤー枠(デリック・ローズ・ルール = 5年30%マックスのルーキー延長契約)のカイリー・アービングがすでにいるため、今季が終わるまでは同じ条件の契約下にあるデイビスを獲得できない。NBA団体交渉協約のルール上、トレードでデシグネイテッド・プレーヤー枠の選手をチームに置けるのは1人までとなっている。

今季中はセルティックスがデイビス争奪戦に参加できないとなれば、次の有力候補はレブロン・ジェイムスがいるロサンゼルス・レイカーズだろう。オファーの中心となるのは、ロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、カイル・クーズマ、ジョシュ・ハートの若手コアの内の2~3選手とドラフト1巡目指名権。ポール・ジョージとカワイ・レナードの時に静観して失敗したレイカーズが動くならここだ。

ただボールはグレード3の捻挫で戦線離脱中。イングラムは期待されたほどの成長を見せていない。ペリカンズが今のレイカーズの若手コアの将来性をどれだけ高く評価しているかがカギとなる。

他にデイビスが移籍先として希望する“優勝を狙えるチーム”を考慮するとどうだろう?イーストでは、ラプターズとバックスはペリカンズが欲しがるようなアセットを持ち合わせていない(カワイ・レナードのFA移籍によるラプターズの弱体化を見越して、パスカル・シアカム+2021年ドラフト指名権あたりはありかも)。

ウェスタンカンファレンスでは、以前からデイビス獲得に興味を示しているとされているウォリアーズも、ステフィン・カリーもしくはケビン・デュラントを放出する可能性はゼロで、そもそもデュラントは今夏FAになる。クレイ・トンプソンも契約満期で、ペリカンズがデイビス放出の対価としてドレイモンド・グリーンで納得するとは思えない。

他のウェスト上位チームを見ても、ロケッツはアセットの面で論外。サンダーはポール・ジョージをオファーすることもできるが、デイビスが再契約する確証がなければ、あまりにもリスクが高すぎる。

優勝候補チームの中では、フィラデルフィア・76ersが面白い。ハイレベルなパスセンスと守備力を持ち合わせたデイビスとジョエル・エンビードのツインタワーが実現すれば、ティム・ダンカン/デビッド・ロビンソン以上に脅威的なビッグマンコンビになるだろう。ただ76ersにベン・シモンズを手放す覚悟があるかどうか…。

一方で、ペリカンズはデイビスの“強豪チームへの移籍”という要望に応える必要もない。2019年ドラフトTop3指名権を得られる可能性が高いビッグマーケットチームのブルズやニックスにもチャンスはあるだろう。

いずれにせよ、ペリカンズはまだ焦る必要はない。最大の見返りを求めるのであれば、ドラフト順位が確定し、さらにセルティックスが競売に参戦できるオフシーズンまで持ち越すのが得策だと思う。

参考記事:「ESPN」

ウォリアーズが強敵セルティックス撃破で今季リーグ最長の10連勝 ルカ・ドンチッチが史上初、10代で30得点トリプルダブル達成

Related Posts

アンソニー・デイビス ひざ

ブログ

レイカーズにさらなる試練、アンソニー・デイビスが膝の怪我で4週間の戦線離脱へ

アンソニー・デイビス 再契約

ブログ

アンソニー・デイビスが5年マックスでレイカーズと再契約

アンソニー・デイビス 顔

ブログ

デュラントの“イニシャル”がアンソニー・デイビスの“顔”に見えると話題

アンソニー・デイビス ブザービーター

ブログ

アンソニー・デイビスの逆転ブザービーターでレイカーズがシリーズ2連勝

特集

  • ベスト・オブ・2016-17: キャブスのハイポストプレイ

    ベスト・オブ・2016-17: キャブスのハイポストプレイ

    2017年7月27日
  • ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    2020年6月27日
  • トニー・パーカー 「ありがとう、サンアントニオ」

    トニー・パーカー 「ありがとう、サンアントニオ」

    2018年9月7日
  • NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?

    NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?

    2020年2月19日
  • ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    2017年10月14日
  • ESPN:2021-22シーズンNBAのプレイヤーランキングTop21

    ESPN:2021-22シーズンNBAのプレイヤーランキングTop21

    2021年9月27日
  • 2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2021年9月1日
  • ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る

    2021年10月1日
  • マブスのリック・カーライルHC「ポストアップは時代遅れ」

    マブスのリック・カーライルHC「ポストアップは時代遅れ」

    2020年6月3日

NEW

  • クリス・ポール ウォリアーズウォリアーズ新加入のクリス・ポール、移籍後初会見でしわくちゃのユニフォームを渡される
  • デイミアン・リラード トレード 2023デイミアン・リラード、もしトレードされるなら「マイアミかブルックリンがいい」
  • スパーズ 1位指名スパーズがウェンビー争奪戦に大勝利、2023NBAドラフト1位指名権獲得!!
  • ヨキッチ 53得点センターとしてプレイオフ史上2人目の50得点超え、ヨキッチが快挙達成も勝利ならず
  • 動物 NBA2023NBAプレイオフ第1ラウンド:動物系チームが全滅
  • ジミー・バトラー 56得点ジミー・バトラーが自己ベスト56得点、ヒートのプレイオフ球団新記録を樹立
  • マルコム・ブログドン シックスマンセルティックスのマルコム・ブログドンが2022-23シックスマン賞受賞
  • ドレイモンド・グリーン 出場停止 2023サボニス踏みつけたドレイモンド・グリーン、1試合の出場停止処分へ
  • ウルブズ ヒート 2023ウルブズとヒートが8位シードで2023プレイオフ進出へ
  • マブス 敗退スターデュオ不発、マブスが4年ぶりのレギュラーシーズン敗退へ

ポピュラー

  • 歴代NBAのレジェンドすぎる記録とかスタッツとか
    歴代NBAのレジェンドすぎる記録とかスタッツとか
  • J.R.スミス、試合中に対戦相手の靴ひもをこっそりほどく…
    J.R.スミス、試合中に対戦相手の靴ひもをこっそりほどく…
  • 【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
    【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
  • レブロンがラスボスの砦みたいな場所でタイヤをひっくり返したり、筋トレしたり…
    レブロンがラスボスの砦みたいな場所でタイヤをひっくり返したり、筋トレしたり…
  • パオロ・バンケロが今季ルーキー最多の33得点ダブルダブル、レブロン以来初の快挙
    パオロ・バンケロが今季ルーキー最多の33得点ダブルダブル、レブロン以来初の快挙
  • NBAがハック戦術に関するルールを変更
    NBAがハック戦術に関するルールを変更
  • ニックスとマジックが1クォーターにおけるNBA歴代最低得点を記録
    ニックスとマジックが1クォーターにおけるNBA歴代最低得点を記録
  • 【鈴が鳴る】これぞNBA流クリスマスソングの演奏会
    【鈴が鳴る】これぞNBA流クリスマスソングの演奏会
  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
  • J.J.レディックのキャリアハイ40得点 vs. ドワイト・ハワードの36得点/26リバウンド
    J.J.レディックのキャリアハイ40得点 vs. ドワイト・ハワードの36得点/26リバウンド

ランダム

  • プレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク 第9週 2022-23ミッチェルとヨキッチが2022-23第9週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク選出
  • プレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク 2021-22 第22週テイタムとタウンズが2021-22第22週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク選出
  • レブロン センター“センター・レブロン”が30得点トリプルダブルで大活躍、レイカーズ連敗脱出
  • ヨナス・バランチュナス スリーヨナス・バランチュナスが自己最多のスリー7本、3P成功率で今季リーグ首位に再浮上
  • %e3%82%b9%e3%83%91%e3%83%bc%e3%82%ba-%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%82%b9スパーズがキングスを破り開幕2連勝、レナードはキャリア初の2試合連続30得点超え

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2025
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes