アンソニー・デイビスがキャリア初の「5×5」を達成
ニューオリンズ・ペリカンズのアンソニー・デイビスが現地21日、ウェルズファーゴ・センターで行われたフィラデルフィア・76ers戦に41分出場し、12得点、16リバウンド、6アシスト、5スティール、5ブロックを獲得。リーグ3年ぶりかつ自身のキャリア初となる「5×5」を記録した。
5×5は、得点/リバウンド/アシスト/スティール/ブロックの5項目でそれぞれ5以上をマークする極めてレアなボックススコアスタッツ。これが記録されたのは2015年12月のドレイモンド・グリーン以来初めてで、2000年以降ではデイビスとグリーンを含め、わずか6選手しか達成していない(他はニコラス・バトゥーム、アンドレイ・キリレンコ、マーカス・キャンビー、ジャマール・ティンズリー)。
デイビスは試合残り時間6秒で5つ目のスティールをゲットした。
ただこの日のデイビスは決して好調とは言えず、フィールドゴール成功が13本中わずか4本で、さらに6ターンオーバーを記録。第4Q残り2.5秒には同点のフリースローに失敗して1点差の惜敗を喫することとなり、本人としてはせっかくの超レアスタッツ達成を素直に喜べない結果となった。
またデイビスは同日、ペリカンズ球団史上初となるキャリア通算1万得点超えを達成している。
ペリカンズはデイビスの他、ドリュー・ホリデーとイートワン・ムーアがそれぞれ30得点、ジュリアス・ランドルが22得点/10リバウンドで奮闘。勝利した76ersは、ジョエル・エンビードが31得点/19リバウンド、ベン・シモンズが22得点/7アシストでチームを牽引し、現在13勝7敗で首位ラプターズから2.5ゲーム差のイースト3位にいる。
なお2017年ドラフト1位指名で2年目ガードのマーケル・フルツは、以前から問題となっていた右肩の治療のため欠場。フルツのエージェントは、専門家の診断を受けるまで試合や練習に参加しない旨をチームに伝えたらしく、復帰時期は今のところ未定だ。また試合前には、フルツがトレードを望んでいるという噂も複数の現地スポーツメディアから飛び出していた。
ボックススコア:「NBA」