DリーグからNBA復帰を目指すバロン・デイビス
00年代にホーネッツやウォリアーズで活躍した元オールスターのバロン・デイビスが、近々NBAのDリーグと契約を交わすようだ。デイビスのエージェントから入手した情報として、Yahoo Sportsが伝えた。
2年ほど前から現役復帰を考えていたというデイビスは、今月10日にダラス・マーベリックスのDリーグチーム「テキサス・レジェンズ」のワークアウトに参加した模様。報道によると、最近次男が生まれたばかりらしく、試合出場は早くても1月20日以降になる見込みだという。
1999年ドラフトの全体3位指名でホーネッツに入団したデイビスは、2年目からチームの先発PGとして活躍。2005年にウォリアーズにトレード移籍すると、2006-07シーズンには得点リーダーとしてチームを13年ぶりのプレーオフ出場へと牽引した。
その年のウォリアーズは、第1ラウンドでトップシードのマブスを相手に、リーグ史上稀に見る大番狂わせを演出。続くカンファレンス・セミファイナルで、デイビスがユタ・ジャズのアンドレイ・キリレンコに叩き込んだダンクは、00年代のNBAポストシーズンを代表するスーパープレーの一つだ。
▼バロン・デイビス、キャリアトッププレー
デイビスはキャリア13シーズンを通して16.1得点、7.2アシスト、1.8スティールを平均。ニックスの一員として出場した2011-12シーズンのプレーオフで、ひざを負傷して戦線離脱したのを最後に、NBAから引退している。
今年の4月で37歳になるデイビスだが、怪我が回復してからは定期的にワークアウトに取り組んでいた様子。昨年の夏に参加したプロアマリーグの試合では、鋭いボールハンドリングやパスなど高いスキルを披露した。
第一線からしばらく遠ざかっていた選手が、デイビスの年齢でNBA復帰を果たすというのは、あまり聞いたことがないが、ぜひ頑張ってほしい。もしこのままマブスがデイビスを獲得し、プレーオフ第1ラウンドでウォリアーズと対戦して番狂わせを演じるようなことになれば…。
Image by Jeremy Chan/Flickr
ソース:「Yahoo Sports」