シェーン・バティエーが「チームメイト・オブ・ザ・イヤー」受賞
“理想的なチームメイト”に与えられる「NBAチームメイト・オブ・ザ・イヤー賞」に、今年はマイアミ・ヒートのシェーン・バティエーが選出された。
昨シーズンから新たに設置されたNBAチームメイト賞。どこか抽象的な響きのあるタイトルだが、 他の賞に比べても引けをとらない名誉あるアワードだ。
スポーツ記者たちが選出するMVPやルーキー賞とは違い、「チームメイト・オブ・ザ・イヤー」は現役NBA選手の投票により決定される。なお同じチームの選手に投票することはできない。
投票の結果、バティエは209人中67人から1位票を獲得。合計で1322ポイントを獲得し、他を大差で引き離す堂々の受賞に輝いた。
リーグのライバルである投票者の3割以上がバティエを“最も理想的なチームメイト”と考えたわけだ。この内の何人が実際にバティエと共にプレーした経験があるかはわからないが、これはすごいことだと思う。
「チームメイトたちは僕に投票できなかったが、もしできていたら僕に投票してくれていたと思う。僕はチームメイトが大好きで、彼らに感謝している。僕がやることはすべてロッカールームとチームをより良いものにするため。そのことをみんなが理解してくれていたら嬉しい」
– シェーン・バティエー
チームメイト賞の投票では、ボブキャッツ(ホーネッツ)のアル・ジェファーソンが2位、マブスのダーク・ノビツキーが3位のポイントを獲得。昨年はクリッパーズに在籍していたチャウンシー・ビラップスが受賞している。
チームメイト・オブ・ザ・イヤー投票詳細 | |||
総合ポイント | 1位票 | ||
1 | シェーン・バティエー (ヒート) |
1322 | 67 |
2 | アル・ジェファーソン (ボブキャッツ) |
798 | 29 |
3 | ダーク・ノビツキー (マブス) |
784 | 28 |
4 | クリス・ポール (クリッパーズ) |
754 | 40 |
5 | パウ・ガソル (レイカーズ) |
753 | 36 |
バティエーは13年のキャリアを通してグリズリーズ、ロケッツ、ヒートの3チームでプレー。今季は試合でそれほど目立ったインパクトを与えていないが、プレータイムの減少にも不平を言わず、ロッカールームや練習を盛り上げ、プライベートでもカラオケ大会を主催して積極的にチームメイトとの交流を深めるなど、良きチームメイトであり続けた。
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