2015年度NBAのベストパフォーマンス9選
2015年もあっという間に終わった。今年もNBAでは胸が熱くなる数々のスーパープレーが生まれた。そこで2015年1月~12月で最も印象に残ったパフォーマンスを9つピックアップしてみた。
それでは良いお年を。
9.クリス・ポール
5月2日、クリッパーズ対スパーズのウェスタンカンファレンス第1ラウンドシリーズ第7戦。クリス・ポールが左足のハムストリングを痛めながらもゲームハイの27得点、6アシストを獲得。試合時間残り1秒には決勝レイアップを決め、クリッパーズをカンファレンス・セミファイナルへと牽引した。
8.モー・ウィリアムズ
1月13日、ウルブズ対ペイサーズ戦。ウィリアムズがプロ12年目の32歳にしてキャリアハイかつウルブズ球団最多記録の52得点を獲得。
7.ブランドン・ジェニングス
1月21日、ピストンズ対マジック戦。ジェニングスが24得点と、キャリアハイかつシーズンリーグ最多の21アシストをマークした。
1試合で20得点/20アシスト以上を記録したのは、2009年11月のスティーブ・ナッシュ以来5年ぶり。ピストンズの選手では、アイザイア・トーマスとケビン・ポーターに続いて球団史上3人目となる(この2ヵ月後の3月にレジー・ジャクソンが23得点、20アシストを記録)。
6.ステファン・カリー
2015-16ウォリアーズはシーズン開幕から球団新記録となる24連勝を達成。その間にステファン・カリーは125本のスリーを成功させ、平均32.5得点を記録した。
5.レブロン・ジェイムス
6月7日。キャブス対ウォリアーズのNBAファイナル第2戦で、39得点、16リバウンド、11アシストのトリプルダブルをマーク。ケビン・ラブとカイリー・アービングが不在だったチームを敵地での勝利に導いた。
4.ロケッツ
5月14日、ロケッツ対クリッパーズのウェスタンカンファレンス・セミファイナルシリーズ第6戦。負けたらシーズン終了の試合で、ロケッツが第3Q残り2分の19点ビハインドから怒涛のカムバックを展開。ラスト14分間でクリッパーズを49-18でアウトスコアする大逆転劇を演じた。しかもエースのジェイムス・ハーデンがずっとベンチにいる状態でだ!
この間にコーリー・ブリュワーが15得点、ジョシュ・スミスが14得点をそれぞれ獲得。チーム合計で8本のスリーを沈めた。
3.カイリー・アービング
3月15日、スパーズ対キャブス。オーバータイムに及んだ大接戦で、7本中7本のスリーを沈めてキャリアハイの57得点を獲得。レブロン・ジェイムスが保持していたキャブスの球団最多得点記録(56点)を更新した。
キャブスの3点ビハインドで迎えた第4Q最後のポゼッションでは、終了のブザーと同時に試合をオーバータイムに持ち込むスリーポイントに成功。OTにはチーム18得点中11点を挙げ、キャブスを勝利に導いた。
ちなみにスパーズは、この時の敗戦以来1度もホームで負けていない(レギュラーシーズン)。
2.ラッセル・ウェストブルック
3月4日、サンダー対76ers。ウェストブルックが49得点、16リバウンド、10アシストを獲得し、4試合連続となるトリプルダブルを達成。しかも顔面骨折で手術を受けてからわずか4日後のことだった…。
4試合連続トリプルダブルを記録したのは1989年のマイケル・ジョーダン以来26年ぶりで、NBA史上6人目。さらに45得点以上でのトリプルダブルは、2007年4月のビンス・カーター(46得点/16リバウンド/10アシスト)以来初だ。
1.クレイ・トンプソン
1月23日、ウォリアーズ対キングス戦。トンプソンが第3Qの12分間で37得点を獲得し、1ピリオドにおける歴代NBA最多得点記録を塗り替えた。
9本のスリーを含む13本中13本のFG成功というパーフェクトシューティングで、キングスのクォーター得点をたった1人でアウトスコア。キングスベンチにいたカール・ランドリーも、トンプソンのパフォーマンスに我を忘れた。この先何十年も破られることのない大記録になりそうだ。
Screenshot via YouTube