ブレイザーズ、7日間で5試合の超過酷スケジュールを全勝
NBAでは現地17日、スムージー・キング・センターでポートランド・トレイルブレイザーズとニューオリンズ・ペリカンズが対戦。終盤にリードを奪い合う大接戦の末、ブレイザーズが126-124でペリカンズを下し、連勝を6に伸ばした。
これでブレイザーズは、2月11日から17日の7日間で5試合という超ハードスケジュールを無傷で突破。直近9試合中8試合で白星をあげ、18勝10敗でウェイスト4位に浮上している。
CJ・マッカラムやユスフ・ヌルキッチら主力陣の負傷欠場が続く中、ブレイザーズの快進撃を牽引しているのは、もちろんフランチャイズエースのデイミアン・リラードだ。
バックコートコンビのマッカラムが1月半ばに戦線離脱して以降のリラードは、14試合で31.9得点と8.6アシストを平均。
ここ3試合では連続で30得点以上のダブルダブルを獲得しており、同日のペリカンズ戦では43得点/16アシストをマークと、シーズンベストなパフォーマンスでチームを勝利に導いた。
Dame Time2021
2020-21シーズンは、例年にも増して「Dame Time」が際立っている印象だ。
NBA.comのデータによれば、今季のリラードは5点差以内で迎えた試合ラスト5分間のクラッチタイムで、FG38本中24本成功から82得点を獲得。フリースローは24本中24本成功と、終盤の接戦でまだ1本もファウルショットをミスしていない。
ESPNによると、今季リラードはクラッチタイムにおける通算得点(82点)とFG成功率(63.2%)でリーグ1位。同じシーズンにこの2項目でリーグ首位となるのは、1999-00シーズンのケビン・ガーネット以来初だという。
今季のブレイザーズは、NBAが定義するクラッチタイム(5点差以内のラスト5分間)に及んだ試合で12勝3敗を記録。「第4Q終盤で接戦にさえ持ち込めば、リラードが何とかしてくれる」という形が完全に出来上がっている。
ここ1週間だけでも、何度も「Dame Time」が発動しており、2月14日のマブス戦では、同点で迎えた第4Q残り32秒にステップバックからゲームウイナーのスリーに成功。
また17日のペリカンズ戦では、1点ビハインドで迎えた残り時間16秒に、決勝点となるカウント・ワンスローでの逆転レイアップをねじ込んだ。
ボックススコア:「NBA」