バックスが47年ぶりのファイナル進出に王手、ロペスはネッツ時代を彷彿させるパフォーマンス
ミルウォーキー・バックスが現地7月1日、本拠地ファイサーブ・フォーラムで行われたアトランタ・ホークスとのイースト決勝第5戦に123-112で快勝。シリーズを3勝2敗とし、1974年以来で球団史上3度目となるNBAファイナル進出に王手をかけた。
イーブンで迎えたバックスとホークスのシリーズ第5戦では、ヤニス・アデトクンボとトレイ・ヤングがそれぞれ怪我で欠場。スーパースター不在の一戦で普段以上の活躍を見せたのは、バックスのビッグコンビだった。
この日のバックスは、ブルック・ロペスが38分の出場でプレイオフ自己最多かつゲームハイの33得点、4ブロックをマーク。さらに、アデトクンボの代わりに先発出場したボビー・ポーティスが22得点、8リバウンドをあげ、勝利に大貢献している。
▼ロペス&ポーティス
ここ数年でのロペスは、ストレッチ5としてロールプレイヤーの役割に定着していたが、この日の試合では序盤からダンクを連発するなど、インサイドオフェンスで存在感を発揮。
フィールドゴール18本中14本に成功と、チームの大黒柱として活躍したブルックリン・ネッツ時代を彷彿させるパフォーマンスを見せた。
▼ロペス第5戦のショットプロット。FG成功14本中13本がペイントエリア内
イースト制覇まであと1勝に迫ったバックスは他に、クリス・ミドルトンが26得点/13リバウンド/8アシスト、ドリュー・ホリデーが25得点/13アシストでオールラウンドに活躍。チーム合計でスリー成功がわずか9本に終わったが、ペイントエリア得点では66-36でホークスを大きく上回った。
▼ミドルトンのフットワーク
▼アリーナ前のパブリックビューイングも大盛り上がり
一方で後がなくなったホークスは、ボグダン・ボグダノビッチがチームハイ28得点、ジョン・コリンズとダニーロ・ガリナリがそれぞれ19得点で奮闘。バックスとホークスのシリーズ第6戦は、現地3日にアトランタで行われる。
ボックススコア:「NBA」