キャブスが「ビッグ3」ネッツをOTで撃破、セクストンが自己最多42得点
NBAでは現地20日、クリーブランド・キャバリアーズとブルックリン・ネッツがロケット・モーゲージ・フィールドハウスで対戦。ダブルOTの死闘の末、キャブスがネッツを147-153で下す大番狂わせを演じた。
カイリー・アービングがようやくチームに戻ったことで、ネッツのビッグスリーが正式にデビューを飾ったこの日の試合。終盤の勝負所でゲームを支配したのは、ネッツのスーパースタートリオではなく、3年目ガードのコリン・セクストンだった。
足首捻挫から2週間ぶりに復帰したセクストンは、38分の出場でキャリアハイ42得点をマーク。特に延長戦での活躍ぶりが凄まじく、第1OT残り10秒から第2OT残り1分30秒にかけて20連続得点をあげ、キャブスを勝利に導いている。
▼2OTの10分間で22得点!
レギュレーション(第1Q~第4Q)では外のシュートでやや精彩を欠いていたセクストンだったが、第1OT残り1.2秒に試合を同点に持ち込む値千金のクラッチショットで初スリーに成功。
そこから一気にゾーン状態に入り、第2OTでは4本のスリーを決めて15得点をあげ、完全にゲームをテイクオーバーした。
またセクストンは、前半にケビン・デュラントの速攻を1人で阻止する超ファインプレイを披露。
今季成績を7勝7敗としたキャブスはセクストンの他、セディ・オスマンが25得点、7リバウンド、7アシストを記録。ジェイムス・ハーデンのトレードでネッツから移籍してきたばかりのジャレット・アレンも、12得点/11リバウンド/4ブロックのダブルダブルで勝利に貢献している。
ビッグ3のデビュー戦
敗れたネッツ(9勝7敗)は、ケビン・デュラントが38得点/12リバウンド、カイリー・アービングが37得点で奮闘。ジェイムス・ハーデンは21得点、12アシスト、10リバウンドでトリプルダブルを達成した。
KD、アービング、ハーデンの3選手だけで96得点、22アシストを獲得と上々の出来だったが、所々で連携が上手く取れなくなる場面があったのも確か。新生ビッグスリーがポテンシャルをフルに発揮するまでには、もう少し時間が必要だろう。
またベンチ層の薄さが際立った試合でもあり、ネッツが今季リーグ制覇を狙う上での課題は山積みだ。
なおアービングにとってこの日の試合は、2017-18シーズン開幕戦以来初めてとなるクリーブランド遠征。キャブスはトリビュートビデオで、アービングの古巣凱旋を歓迎した。
ボックススコア:「NBA」